三大都市圏 2021年5月度の派遣平均時給
3ヶ月ぶりに、前月比プラスを記録。オフィスワーク系の経験者需要が高い後任案件と
IT系の開発上流に携わる高時給案件の増加が時給上昇を牽引。
人材採用・入社後活躍のエン・ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:鈴木孝二)が運営する日本最大級の派遣のお仕事探しサイト『エン派遣』では、サイトに掲載されたすべての職種(※)の求人情報をエリア別(※)に集計し、募集時の平均時給分析を行なっています。2021年5月度の集計結果がまとまりましたので、お知らせします。
※『エン派遣』上で分類されている職種、エリア
<概況>
5月度の三大都市圏平均時給は、1,594円。3ヶ月ぶりに前月比プラスを記録。
2021年5月度の三大都市圏平均時給は1,594円、前月比+5円・0.3%減、前年同月比+9円・0.6%増と、3ヶ月ぶりに前月比プラスを記録しました。時給上昇の要因は、オフィスワーク系の後任案件とIT系の高時給案件の増加です。昨年は新型コロナウイルスの影響範囲が読めず、多くの派遣スタッフが既存の仕事を継続。今年はワクチン接種開始など収束の目処が見えはじめたこと、感染拡大から1年が経過し、テレワークの導入などコロナ禍の労働環境が整ったことで、7月の契約更新のタイミングに向けて新しい仕事を検討する方が増えています。その影響を受け、多数の派遣スタッフが働くオフィスワーク系で、7月就業開始の後任募集の案件が増加。既存の派遣スタッフ同等のスキルが必要な経験者募集が多く、時給が上昇しています。IT系では、コロナ禍で企業のDXや既存事業の業態変更に伴うシステム開発に関連した需要が拡大。正社員だけでは人手が足りず、従来は正社員が担うことが多かった開発上流工程の案件でも派遣スタッフの活用が進んでいます。上流工程の案件は時給が高く、全体時給上昇の要因になっています。
5月度の三大都市圏職種別平均時給は、オフィスワーク系、営業・販売・サービス系、クリエイティブ系、IT系、技術系、医療・介護系が前年同月比プラス。
職種別平均時給は、オフィスワーク系、営業・販売・サービス系、クリエイティブ系、IT系、技術系、医療・介護系で前年同月比プラスでした。具体的な時給額は「オフィスワーク系」職種が1,561円(前月比+4円・0.3%増、前年同月比+10円・0.6%増)、「営業・販売・サービス系」職種が1,506円(同-9円・0.6%減、同+1円・0.1%増)、「クリエイティブ系」職種が1,911円(同-2円・0.1%減、同+36円・1.9%増)、「IT系」職種が2,318円(同+3円・0.1%増、同+48円・2.1%増)、「技術系」職種が1,903円(同-6円・0.3%減、同+72円・3.9%増)、「医療・介護系」職種が1,327円(同+8円・0.6%増、同+28円・2.2%増)でした。
5月度のエリア別平均時給は、全エリアで前年同月比プラスを記録。
エリア別平均時給は、全エリアで前年同月比プラスを記録。具体的な時給額は、関東エリアは1,680円(前月比横ばい、前年同月比+22円・1.4%増)、東海エリアは1,391円(同-13円・0.9%減、+45円・3.3%増)、関西エリアは1,419円(同+9円・0.6%増、同+24円・1.7%増)でした。
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(エン・ジャパン株式会社/6月16日発表・同社プレスリリースより転載)