TDB景気動向調査 -2021年4月調査結果-
2021年5月10日、帝国データバンクでは「TDB景気動向調査」のプレスリリースを行いました。
製造業を中心に3カ月連続で改善
~ 緊急事態宣言などで個人向けサービスが悪化、景況感の二極化傾向進む ~
<調査結果のポイント>
- 2021 年4 月の景気DI は前月比0.3 ポイント増の38.3 となり、3 カ月連続で改善した。国内景気は、経済活動が抑制されたなかで、製造業を中心に3 カ月連続で改善した。今後の景気は、一時的な落ち込みもみられるが、緩やかに上向いて推移するとみられる。
- 10 業界中、『製造』など 5 業界が改善、『サービス』など 5 業界が悪化。『製造』は半導体関連や電子部品などの輸出が堅調で改善傾向が続いた。他方、『サービス』はまん延防止等重点措置や緊急事態宣言を受けて、「飲食店」などの個人向けサービスが再び落ち込んだ。
- 『北関東』『東北』など10 地域中8 地域が改善、『近畿』など2 地域が悪化した。製造業が改善したが、まん延防止等重点措置や緊急事態宣言による経済活動の抑制が各地域の景況感に悪影響を及ぼした。規模別では、「大企業」「中小企業」が3 カ月連続で改善した一方、「小規模企業」は3 カ月ぶりに悪化となった。
<お問い合わせ先>
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◆本調査の詳細は、こちらをご覧ください。
( 帝国データバンク/5月10日発表・同社プレスリリースより転載)
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