TDB景気動向調査 -2021年2月調査結果-
2021年3月3日、帝国データバンクでは「TDB景気動向調査」のプレスリリースを行いました。
国内景気は3カ月ぶりのプラス
~ 個人消費関連は低水準で推移し、業種により景況感に温度差 ~
<調査結果のポイント>
- 2021年2月の景気DIは3カ月ぶりに前月比プラス(1.9ポイント)の35.8となった。国内景気は、業種間で温度差が表れるも、生産拡大などで3カ月ぶりにプラスに転じた。今後の景気は、感染状況にともなう下振れリスクを抱えながらも、春以降、緩やかに上向いていくと見込まれる。
- 全10業界で前月からプラス。半導体関連や電子部品など『製造』を中心に持ち直しの動きとなった。一方、「旅館・ホテル」や「飲食店」といった個人向けサービスでは低水準での推移が続き、業界・業種によって景況感に温度差がみられる。
- 『北関東』『東海』『近畿』など全10地域が4カ月ぶりにそろって上向いた。一部地域で緊急事態宣言が発出されていたものの、感染者数の減少傾向や自宅内消費の拡大、域内の主要産業の持ち直しなどがプラス要因となった。都道府県別では42都道府県が上向いた。規模別では「大企業」「中小企業」「小規模企業」がいずれも3カ月ぶりにプラスとなった。
※次回発表予定
「TDB景気動向調査2021年3月調査結果」の発表は、2021年4月5日を予定しています。
<お問い合わせ先>
株式会社帝国データバンク データソリューション企画部 産業データ分析課
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(株式会社帝国データバンク / 3月3日発表・同社プレスリリースより転載)