富士ソフト、医療スタッフの人材派遣・紹介業の子会社
「富士ソフトメディカル」を設立
富士ソフト(神奈川県横浜市、野澤宏・代表取締役会長兼社長)は、平成19年7月23日開催の取締役会において、下記の通り子会社を設立することを決議致しましたのでお知らせいたします。
【 記 】
1.新会社の概要
(1) 商号: 富士ソフトメディカル株式会社
(2) 代表者:代表取締役社長 山岡 寛典
(3) 設立年月日:平成19年8月1日
(4) 事業内容:医療スタッフの人材派遣・紹介業、教育事業、サービス事業
(5) 所在地:東京都墨田区江東橋2-19-7
(6) 資本金: 1億4千万円
(7) 従業員数: 16人
(8) 事業年度の末日: 3月31日
(9) 発行株式総数: 2,800株
(10) 大株主構成及び持ち株比率: 富士ソフト株式会社 78.57%
2.設立の背景
当社は、30年に渡り医療ITソリューションを提供して参りました。深刻な医師や技師、看護師不足という問題を始め、医療現場が抱えるさまざまな問題に対して、電子カルテやオーダリング、医事会計システムなどの提供を通して、お役立ちに努力してきましたが、医療系ITシステムの操作教育等、看護師のサポートを行う上で、離職している看護師に対しても教育をご提供できることから、今回新たに人材派遣、紹介業の子会社を設立することにいたしました。このことから社会問題化している、全国で55万人が存在すると言われている潜在看護師に対して、教育による復職支援を新会社にてご提供いたします。これにより医療業界において富士ソフトグループとして、従来のITソリューションに加えて、人材の紹介・派遣サービスもご提供することが可能となります。
3.今後の展開
医療機関へ向けて、潜在看護師を紹介予定派遣として派遣、また、現場への復帰を支援します。 離職してからブランクのある方には、最新の医療現場で必要とされる知識・スキルを教育し、スムーズに現場へ入職できるように致します。当社や子会社のホームページでの告知や当社秋葉原ビルでのセミナーにて、潜在看護師に復職支援内容を訴え、Webでの人材情報登録や教育カリキュラムの申し込みを可能とします。
具体的な復職支援内容は、派遣期間中にプリセプター制度と呼ばれる先輩看護師と1対1によるOJT形式での教育を、医療機関内において実施致します。またOJT研修以外にも、当社秋葉原ビル内にある「富士ソフトアキバプラザ」を活用し、さまざまな大学や医療機関から講師を招いての、感染症対策や病院安全管理、接遇やフィジカルアセスメントを中心とした座学研修やe-learningを通しての教育も平行して行います。その間もカウンセラーが復職看護師と先輩看護師・医療機関双方へのヒアリングを継続し、要望を教育カリキュラムへフィードバックすることで、より医療現場に即した事業を展開して参ります。そして潜在看護師だけでなく現職の看護師に対しても、スキルアップ講習や最先端医療技術セミナー等の看護教育を提供し、PC操作から電子カルテ等医療ITシステムの操作までの教育も含めて展開して参ります。これらの事業を通して、潜在看護師の復職から生涯(定年)までをサポートし続けることを目指します。
4.業績への影響について
当社の業績に与える影響は軽微の見込みであります。
(富士ソフト http://www.fsi.co.jp/ /同社プレスリリースより抜粋・8月3日)