パソナテックと日本オラクル
新職種「BIアドミニストレーター」育成プログラムを9月より開始
パソナテック(東京都渋谷区、森本宏一・代表取締役社長)と、日本オラクル(東京都千代田区、新宅正明・代表取締役社長)は、企業のビジネスインテリジェンス(Business Intelligence、以下BI)の導入・活用に際し、各種ツールを駆使して必要データを抽出・最適化する「BIアドミニストレーター」人材の育成・輩出に取り組みます。
9月より「BIアドミニストレーター研修」を開始し、2008年3月期までに100名を輩出します。また、本育成プログラムの開始に先立ち、女性を対象としたイベント「WOMAN *ITフォーラム・見つけよう、あなたが“もっと”輝くフィールド」を開催します。
「ビジネスインテリジェンス(BI)」とは、企業内外に存在するさまざまなデータを組織的且つ系統的に蓄積・分類・検索・分析・加工して、ビジネス上の意思決定に有効活用していくという概念や仕組み、それを支えるシステムや各種技術の総称で、情報活用による競争力強化がビジネスの発展に大きく影響する昨今、多くの企業が注目しています。
BIの活用には蓄積・収集したデータをそのビジネスが求める最適な形に加工・分析することが必要となりますが、それを実現するためにはビジネスにおけるそれらのデータの位置づけを理解し、どのデータを使えば必要なデータが作成できるかを判断できる人材が求められます。また、こうした人材は、基幹データベースシステムから必要なデータを抽出し、各種BIツール類を使用して見やすい形に加工するためのITスキルが必要となります。しかし、まだ新しい概念であるBI分野においてこうした役割を担える人材は少なく、また、すでに存在するそれらの業務は一般事務業務に従事する女性の一業務として含まれており、特定のスキルを必要とする業務として顕在化されていないのが現状です。
そこで、データベース分野を専門とする日本オラクルとIT分野における専門人材サービスを展開するパソナテックは、今後さらに活発化すると予想されるBI導入において必要となる専門人材を共同で育成・輩出してまいります。
本取り組みにおいてパソナテックは、現在該当する仕事を担当している人材に向けIT分野での可能性の認知促進に努め、キャリアを真剣に考える多くの女性に新たな活躍の機会を提供していきます。日本オラクルは、さまざまな技術や資格を習得できるオラクルユニバーシティにおいて、BIのスキルを身につけられる研修を2007年9月〜2008年3月まで提供します。2日間で構成する本研修では、BIを実施する上で考慮すべき方針や方法論を学べるだけではなく、オラクルのソフトウェア製品「Oracle Business Intelligent Suite Standard Edition」を利用した、実践的なワークショップに参加できます。これにより、BIのシステムからレポートなどの成果物を得る技術など、BIに必要なITスキルを身につけることが可能です。
両社は、こうした役割を担う人材を「BIアドミニストレーター」と定義し、IT分野における専門職域として新たに活躍のステージを広げてまいります。
※ http://www.pasonatech.co.jp/woman_it (8月3日オープン予定)
(パソナテック http://www.pasonatech.co.jp/、日本オラクル http://www.oracle.co.jp/ /同社プレスリリースより抜粋・7月31日)