インテリジェンス、6月のアルバイト平均賃金を分析
〜全国平均 集計以来最高値の987円〜
総合人材サービスを展開するインテリジェンス(東京都千代田区、鎌田和彦・代表取締役 社長執行役員)では、弊社発行のアルバイト系求人メディアに掲載された求人広告から98職種(※)について、アルバイトの平均賃金を分析しています。6月の結果がまとまりましたのでお知らせします。
【 関東エリア概況 】
6月のアルバイト求人情報98職種平均時給は、1,044円(前月1,052円、前年同月1,041円)で、前月に比べ金額にして8円減少となりました。対前年増加率は2006年5月を頂点に縮小傾向が続いており、6月の対前年増加率は0.2%増で、前月に比べ伸び幅が0.6ポイント縮小となりました。
職種別では、「営業系」が1,280円で最も高く、次いで「専門職系」(1251円)、「運輸職系」(1,104円)、「事務系」(1,078円)となっています。対前年増加率では、一部の職種でマイナスとなっているものの、「営業系」の9.3%をはじめとして、多くの職種でプラスとなっています。
【 関西エリア概況 】
6月のアルバイト求人情報98職種平均時給は1,018円(前月1,004円、前年同月976円)で、前月に比べ金額にして14円増加となりました。対前年増加率は4.3%となっており、2007年2月以降は4%前後での推移となっています。
職種別では、全ての職種で前年増加率がプラスとなっており、前年増加幅が最も大きい「専門職系」では、時給が1,366円、前年増加率が8.7%となっています。
【 他エリア概況 】
対象エリア(北海道・関東・中部・関西・九州)の全体平均は、987円(前月984円、前年同月957円)で、前月に比べ金額にして3円増加、対前年増加率は3.2%となっています。平均時給額は2007年1月を境に下降が続いていましたが、再び上昇に転じ、6月は集計開始以来の最高額となりました。
エリア別では、全エリアで対前年同月比を上回りました。前月に引き続き「九州」が6.9%と最も大きく、次いで「関西」(4.3%)、「中部」(2.5%)、「北海道」(2.0%)、「関東」(0.2%)となっています。
【 今後の見通し 】
例年、夏季長期休暇を目前に控えた高校生や大学生を中心に、アルバイト・パートの募集が増加するため、時給の上昇に歯止めがかかる傾向がありますが、今年は、各社の採用意欲が高い状態にあり、人手不足を解消しようという動きが見られるため、平均賃金が引き続き高い水準で推移すると考えられます。
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(インテリジェンス http://www.inte.co.jp/ /同社プレスリリースより抜粋・7月31日)