調査報告書「“日常”の再定義:新たな時代の働き方とは」を公開
人財サービスのグローバルリーダーであるアデコグループは、このたび、パンデミックが職場の標準をリセットすることに与えると予想される短期的・長期的影響を検討する最新の調査報告書、『Resetting Normal: Defining the New Era of Work(邦題「"日常"の再定義:新たな時代の働き方とは」)』を公開しました。この調査は2020年5月に、オーストラリア、フランス、ドイツ、イタリア、日本、スペイン、英国、および米国の各国において、オフィスで働く1,000人(18歳~60歳)に対して行われました。
【調査結果のまとめ】
- 働く人々はアフターコロナの働き方により高い柔軟性を求めており、オフィス勤務とテレワークの割合は半々が理想であるという考えが世界的に共通していた。
- 労働時間をベースにした契約に対する疑問が高まっており、回答者の69%が契約は成果をベースにするべきであると考えていた。
- ロックダウンがもたらした予期せぬ結果としてデジタルスキルが急成長し、回答者の61%が技術的なノウハウが向上したと述べ、69%はパンデミック後にデジタルスキルをさらにアップさせることを望んだ。
- リーダーたちは自分自身を根本から変革してEQ(心の知能指数)を高める必要があると考えているものの、パンデミックの間、自身に従業員を総体的に支援する能力が備わっていると感じていたのは40%のみであった。
今回の調査から、新型コロナウイルスが引き起こしたパンデミックは、働く人々やリーダーたちの姿勢や将来の見方に極めて重要な変化をもたらしたことがわかりました。働く人々とリーダーのどちらもが、働き方や働く場所、職場との関係性、そして将来のためのスキルに関して恒久的な変化を求めています。
アデコグループCEOのアラン・ドゥアズは、今回の調査について次のように話しています。「仕事の世界は、パンデミック以前の『日常』には決して戻りません。われわれの職場に起こった唐突かつ劇的な変化によって、柔軟な働き方や高いEQ(心の知能指数)を必要とするリーダーシップ、スキル再教育といった新たなトレンドが急速に重要度を増し、組織の成功のためには欠かせないものとなりました。多くの国がパンデミックの深刻な危機的局面から抜け出しつつある今、産業革命以来、大きく変わることのなかった伝統的な職場慣行を『リセットする』機会を、雇用主たちは有していると言えます。従業員の姿勢が変化した結果、働く人々の期待と固定化された労働市場プロセスとの間にギャップがあることが、今回の調査から明らかになりました。新しい仕事の時代へ踏み出そうとしている今こそ、未来に向けて健康かつ生産的で、包括的な職場を実現する、より優れた基準を確立する必要があります」
【調査概要】
調査人数:8,000人(男性:4,006人、女性:3,994人)
調査実施国:日本、米国、英国、ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、オーストラリア(各国1,000人に対し調査を実施)
調査方法:オンライン調査
調査期間:2020年5月13日~6月20日
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(アデコ株式会社 / 7月1日発表・同社プレスリリースより転載)