産業医向け新型コロナウイルスアンケート結果発表
国内最大級の産業医紹介サービスを行っている株式会社ドクタートラスト(本社:東京都渋谷区、代表取締役:高橋雅彦、以下「ドクタートラスト」)では、コロナ禍における産業保健活動について、産業医の先生方から多くのご質問、ご相談をいただきました。
そこで、①感染症対応における産業保健の実情を把握すること、②今後の産業保健活動に活かせる情報を発信することを目的として、ドクタートラストに登録いただいている産業医の先生方にアンケート調査を行い、317事業場で働く方から回答いただきました。
<結果概要>
・約3割の事業場がテレビ電話などを活用した方法で衛生委員会や産業医面談を実施
・職場巡視の実施を見送った事業場が見られた
・産業医への相談内容としては、新型コロナウイルス関連が急増
・多くの産業医が、ガイドライン作成やオンライン対応などの体制整備を求めている
<アンケート結果(一部抜粋)>
■ 衛生委員会、産業医面談の実施状況
衛生委員会や産業医面談の実施状況を伺ったところ、32%の事業場が本来の業務形態である対面対応を継続したか、27%の事業場がテレビ電話など新たな方法で実施を行いました。一方で、実施を見送った事業場も28%ありました。
先生方の声(一部抜粋)
・ 人数を絞って、短時間対面
・ 部屋の窓を開け2mあけて対面で面談、または別室に入ってもらい電話面談で行っている
・ 産業医も参加してメール審議で開催
・ 予定されていた面談は希望者以外はリスケジュールのうえ、延期になっています
■ 事業場では新型コロナウイルス感染に対してどういった対策が行われたか
風邪症状のある際の出勤停止や手洗いなど、自己管理でできることを取り入れている事業場が80%以上見られました。
一方で、「人と人の間隔を2m保つ」ソーシャルディスタンスの取り組みを行う事業場はおよそ31%に留まりました。
先生方の生の声(一部抜粋)
・ 手洗いや消毒をしない手で顔にふれないこと、鼻から下の身体を僅かな間でも冷やさないことを励行
・ 机と机の間に遮蔽板を設置
・ 3月より一部例外を除いて全員在宅勤務の方針
■新型コロナウイルス感染症に関連して、事業場や従業員からどんな相談が増えたか
「衛生的な相談」や「健康に関する相談」という、感染症に関わる相談が6割を超えたことがわかりました。
先生方の生の声(一部抜粋)
・ コロナへの知識と体調不良の対応をどうしたらいいかの相談
・ 感染防止のために従業員一人ひとりが注意すべき点について
・ COVID-19感染の最近の知見について
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社ドクタートラスト / 6月30日発表・同社プレスリリースより転載)