TDB景気動向調査-2020年3月調査結果-
2020年4月3日、帝国データバンクでは「TDB景気動向調査」のプレスリリースを行いました。
国内景気、過去最大の下落幅
~ 「東日本大震災」後の水準まで低下、先行きの不確実性高まる ~
<調査結果のポイント>
- 2020 年3月の景気DIは前月比6.2ポイント減の32.5となり6カ月連続で悪化した。2014年4月(同4.2ポイント減)を超える過去最大の下落幅となった。国内景気は、後退局面のなかで新型コロナウイルスの影響が拡大し、過去最大の下落幅を記録した。今後は、海外動向や新型コロナウイルスなど不確実性が高まり、後退が続くとみられる。
- 調査開始以降で初めて全10業界51業種が悪化、23業種で過去最大の下落幅となり、4業種で過去最低を記録した。新型コロナウイルスの影響で、個人消費に関連する業種の景況感が大きく落ち込んだ。また、中国から部品や資材の輸入が滞り、サプライチェーンへの影響も顕著となった。
- 新型コロナウイルスの影響が全国に拡大し、『北海道』『南関東』『北陸』など全10地域で悪化、5年 11カ月ぶりに 47 都道府県すべてで落ち込んだ。暖冬や消費税率引き上げの影響が続くなか、外出自粛や生産活動の停滞などが地域経済全体に及んだ。「大企業」「中小企業」「小規模企業」とも過去最大の下落幅となった。
※次回発表予定
「TDB景気動向調査2020年4月調査結果」の発表は、2020年5月8日を予定しています。
<お問い合わせ先>
株式会社帝国データバンク
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(株式会社帝国データバンク /4月3日発表・同社プレスリリースより転載)