IT人材採用に関する調査
プログラミングコンテストを運営するAtCoder株式会社(本社:東京都新宿区/代表取締役社長:高橋直大、以下AtCoder)は、企業のIT人材の採用に関わる方(以下採用担当者)を対象に「IT人材採用に関する調査」を実施しました。
■調査で明らかになったこと
- IT人材採用担当者の約82%がIT人材不足を感じている。
さらに、約63%が理想とするIT人材を採用できていないと回答。
- IT人材採用担当者の約60%がプログラミングの業務経験がなく、IT人材採用担当者の44%はプログラミングの知識・経験が全くないと回答。
プログラミングの業務経験・知識がないIT人材採用担当者の約73%が、理想とするIT人材を採用できていないと回答。
- IT人材採用担当者の76%が他の職種の採用に比べてIT人材の採用判断が難しいと感じている。
その原因の上位3つ(全体)は、
(1位)応募者数が少ない(44%)
(2位)スキルを判断する定量的・客観的指標がない(39%)
(3位)採用側にITの知識がなく判断しにくい(35%)
IT人材採用時にコーディングテストを課すなど、IT人材確保に真剣に取り組む企業ほど、ITスキルや採用側のIT知識不足に難しさを感じており、その50%が求職者のスキルを把握する定量的・客観的な基準がないことを採用判断が難しい原因としている。
- 採用時に重視していること上位3つ(全体)は、
(1位)面接時のコミュニケーション力(50%)
(2位)プログラミング関連の業務実績(48%)
(3位)面接時の印象(43%)
一方、IT人材採用に積極的な企業では、
(1位)面接時のコミュニケーション力(55%)
(2位)プログラミング関連の業務実績(55%)
(3位)基本情報技術者などの資格の有無(42%)
となっていて、面接時の印象より業務実績や資格の有無などプログラミングスキルに関連する内容を重視している。
加えて、採用時に業務実績・スキルを重視する企業ほど、理想とするIT人材を確保できていると回答。
- 採用担当者の79%が、IT人材の採用フローの見直しが必要と回答している。
採用の質を向上させるための主な手段として
・社内のIT人材が面接に参加する(42%)
・IT人材が要望する待遇・環境を用意する(35%)
・自社の事業内容や、IT人材の業務内容を知ってもらうための活動(34%)
・IT人材と他の職種とで別の採用フローを設ける(33%)
などを挙げている。
IT人材採用時にコーディングテストを課すなど、IT人材確保に真剣に取り組む企業では、
・社内のIT人材が面接に参加する(51%)
・IT人材と他の職種とで別の採用フローを設ける(48%)
・IT人材が要望する待遇・環境を用意する(44%)
・プログラムを書く能力を把握するための試験を実施する(43%)
と、待遇面の見直しと、より正確なスキル把握のための採用フロー・面接方法の見直しを挙げる傾向が見られた。
■調査概要
・調査方法:インターネット調査
・調査期間:2020年3月5日(木)〜 2020年3月9日(月)
・調査対象者:IT人材採用を行っている企業にお勤めで、業務でIT人材の採用に関わっている方300名
・実施会社:株式会社マクロミル
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(AtCoder株式会社 / 3月31日発表・同社プレスリリースより転載)