中小規模の事務所・派遣業務の勤怠管理
「クロックオン」3タイプを発売
キングジム(東京都千代田区、宮本彰・代表取締役社長 http://www.kingjim.co.jp/)では2005年5月27日から、ICカードを活用したシステムによって、現在の打刻式タイムカードを使った勤怠管理業務を大幅に合理化する「クロックオン・タイムレコーダータイプ」の発売を開始します。
また、「クロックオン」シリーズとして、世界初の携帯電話とQR時計を活用した派遣業務向けの勤怠管理システム「QR時計タイプ」と、3交替などの勤務シフトにも対応する「PC接続タイプ」CL11Sなどをあわせ、3タイプの新製品を発表します。
同社は、このたび新たに展開する「ソリューションビジネス」事業の核として、これらの「クロックオン」商品を位置付けています。同商品は、導入しやすく利便性の高い勤怠管理のシステムを提案し、オフィスの「タイムカード革命」を目指していきます。
まずは「ICカードで電子式勤怠管理を実現する『クロックオン』タイムレコーダータイプ CL50S」について。勤怠管理の方法として現在の主流である「タイムカード式」は、カードへの氏名記載・ナンバリングなどに加え、給与計算時にカードの印字を手入力でデータ化するなど、事務処理に多くの時間が費やされています。これを改善するため、電子式のシステムを導入しようとすると、導入コストが大規模となり、なかなか踏み切れないのが実情です。 この「クロックオン」(タイムレコーダータイプ) CL50Sは、ICカード式のタイムレコーダーを活用した、簡易で導入しやすいシステムによって、この課題を一気に解決します。薄くコンパクトな壁掛け式のタイムレコーダー本体に、ICカードリーダーを内蔵。勤務者がICカードで軽く触れることで、タイムレコーダー本体に勤怠データを蓄積し、この勤怠データを「USBメモリ」によって、パソコンで転送し、管理します。この勤怠データは各種の市販の「給与計算ソフト」に連動できるため、これまでの給与計算時の手入力など、煩雑な事務処理が不要です。また、遠隔地の勤怠データも電子メールによって、勤怠管理を1台のパソコンで行うことができます。中小規模の事業所での使用に適した、汎用性の高いシステムです。
次に「派遣業務に適したクロックオン『QR時計タイプ』」について。近年、人材派遣・介護・家庭教師など、特定の場所に出向いて行う業務が増加しています。これらの勤怠管理は、派遣先の確認や自己申告など、確実で合理的な方法が確立しておらず、派遣事業者の悩みの種でした。 このクロックオン「QR時計タイプ」は、QRコードを表示するQR時計と携帯電話を活用して、このような業態の勤怠管理を行う、世界初の画期的なシステムです。QRコードを表示する電波時計を、派遣先に設置。派遣勤務者が業務開始と終了時に「iアプリ」を起動し、QRコード対応携帯電話で読み取った勤怠データを派遣会社に送信します。派遣会社ではこの勤怠データを受信し、変換することで、派遣者の勤怠情報を管理することができます。また、給与計算ソフトと連動することで、複雑な給与計算を迅速・合理的に行うことができます。
そして「パソコン+カードリーダーで簡単に勤怠管理する『PC接続タイプ』CL11S」について。「PC接続タイプ」は、パソコンにICカードリーダーを接続し、勤怠管理ソフトをインストールするだけで、ICカードを使った電子的な勤怠管理を行うことができます。シンプルなシステムながら、勤怠データを給与計算ソフトに受け渡すことで、タイムカードを転記するなど手間を省き、業務の効率化をはかることができます。 この「CL11S」は、2004年10月に発表・発売いたしました「CL10S」のバージョンアップで、99通りのシフト勤務設定や1日の締め時間をまたいでの退社打刻も可能にした、新製品となります。他のアプリケーションが動作中でも、出退勤は記録されますので、パソコン1台ですべての業務をこなす、小規模なオフィスでも導入できるシステムです。
(キングジム お客様相談室 フリーダイヤル(全国共通) 0120-79-8107/同社プレスリリースより抜粋・3月4日)