2019年10月 転職求人倍率 2.81倍(前月比+0.29ポイント)
~求人数は過去最高値を3カ月連続更新するも、求人数が増加している業種・職種には偏りが~
総合人材サービス、パーソルグループのパーソルキャリア株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:峯尾 太郎)が運営する転職サービス「doda(デューダ)」は、2019年11月の転職求人倍率をまとめた「doda 転職求人倍率レポート」を発表しましたのでお知らせします。
※ 転職求人倍率は、ホワイトカラー層を中心とした転職マーケットにおける需給バランスを表すもので、dodaエージェントサービス登録者(転職希望者)1名に対して、中途採用の求人が何件あるかを算出した数値です。
<算出式:転職求人倍率=求人数(採用予定人員)÷転職希望者数>
■2019年11月の概況
2019年11月の転職求人倍率は、前月比+0.29ポイントの2.81倍となりました。求人数は前月比102.3%、前年同月比108.2%となりました。転職希望者数は前月比91.7%、前年同月比107.6%でした。
業種別では、「その他」を除く8業種のうち「メディカル」以外の7業種で求人数が増加しました。求人の増加率が特に高かったのは、「サービス」(前月比103.6%)、「金融」(前月比103.6%)でした。職種別では、11職種のうち「営業系」「技術系(化学・食品)」を除く9職種で求人数が増加しました。求人の増加率が特に高かったのは、「技術系(メディカル)」(前月比107.9%)、「技術系(建築・土木)」(前月比106.8%)でした。
■解説 ~求人数が増加している業種・職種には偏りが。求人倍率の高い業種・職種選びが転職成功の鍵に~
先月に続き11月も求人数は増加し、3カ月連続で調査開始(2008年1月)以来の最高値を更新しました。一方で、年末に向けて転職活動が落ち着くため、転職希望者数は減少する傾向があり、今年も例年通りの傾向が見られました。転職市場全体では、引き続き求人数は多いものの、求人数が増加している業種、職種には偏りが見られる状況です。
12月以降の求人数は、これまでより増加幅は小さくなりそうですが、緩やかに増加する見込みです。注力事業への増員や事業課題の解決を担う人材の確保など、中途採用によって事業拡大を図りたいという考えの企業は多く、採用への意欲は引き続き高い状態にあります。また、年明け1~3月は、4月入社に向け、求人数、転職希望者数が1年で最も多くなる時期です。ただし、昨年に比べて求人数が減少している業種・職種もあり、一昨年・昨年の転職市場と比較すると変化が見られます。そのため、今後の転職市場では、求人倍率の高い業種・職種を選択肢に入れることが、転職成功の鍵となりそうです。(doda編集長 大浦 征也)
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パーソルキャリア株式会社 広報部
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(パーソルキャリア株式会社/12月9日発表・同社プレスリリースより転載)