小企業の従業員不足感は10年連続で上昇
小企業の雇用に関する調査結果(全国中小企業動向調査(小企業編)2019年7-9月期特別調査)
株式会社日本政策金融公庫は、2019年7月~9月に「小企業の雇用に関する調査」(全国中小企業動向調査(小企業編))を実施しました。調査結果の詳細は以下のとおりです。
<調査結果概要>
○現在の従業員数が最近の営業状況と比べて「不足」と回答した企業割合は、
39.6%と前回調査(2018年7-9月期)から1.9ポイント上昇した。上昇は10年
連続である。業種別にみると、製造業を除く全ての業種で従業員の不足感が上
昇している。
○従業員の給与水準が1年前と比べて「上昇」と回答した企業割合は、34.8%と
前回調査から3.0ポイント上昇した。上昇した背景をみると、「人材の定着・
確保」と回答した企業割合が、67.0%と最も高くなっている。
【調査の実施要領】
調査時点 2019年9月中旬
調査対象 当公庫取引先 10,000 企業
有効回答数 6,386 企業 [回答率 63.9 %]
< 業 種 構 成 >
調 査 対 象 有 効 回 答 数
製 造 業 (従業者20人未満) 1,500 企業 1,003 企業 (構成比 15.7 %)
卸 売 業 ( 同 10人未満) 800 企業 583 企業 ( 同 9.1 % )
小 売 業 ( 同 10人未満) 2,450 企業 1,452 企業 ( 同 22.7 %)
飲食店・宿泊業 ( 同 10人未満) 1,800 企業 1,044 企業 ( 同 16.3 %)サ ー ビ ス 業 ( 同 20人未満) 2,000 企業 1,293 企業 ( 同 20.2 %)情 報 通 信 業 ( 同 20人未満) 160 企業 95 企業 ( 同 1.5 % )
建 設 業 ( 同 20人未満) 1,100 企業 783 企業 ( 同 12.3 %)
運 輸 業 ( 同 20人未満) 190 企業 133 企業 ( 同 2.1 % )
<お問い合わせ先>
日本政策金融公庫 総合研究所 小企業研究第二グループ
Tel:03-3270-1691(担当:星田、中谷)
〒100-0004 東京都千代田区大手町1-9-4
大手町フィナンシャルシティ ノースタワー
◆ 本リリースの詳細は、こちら(PDF)をご覧ください。
(株式会社日本政策金融公庫/11月26日発表・同社プレスリリースより転載)