2019年10月 転職求人倍率 2.52倍(前月比-0.17ポイント)
~求人数は過去最高値を2カ月連続更新するも、活況な転職市場にも変化の兆しが~
総合人材サービス、パーソルグループのパーソルキャリア株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:峯尾 太郎)が運営する転職サービス「doda(デューダ)」は、2019年10月の転職求人倍率をまとめた「doda 転職求人倍率レポート」を発表しましたのでお知らせします。
※ 転職求人倍率は、ホワイトカラー層を中心とした転職マーケットにおける需給バランスを表すもので、dodaエージェントサービス登録者(転職希望者)1名に対して、中途採用の求人が何件あるかを算出した数値です。
<算出式:転職求人倍率=求人数(採用予定人員)÷転職希望者数>
■2019年10月の概況
2019年10月の転職求人倍率は、前月比-0.17ポイントの2.52倍となりました。求人数は前月比100.6%、前年同月比105.7%となりました。転職希望者数は前月比107.7%、前年同月比104.6%でした。
業種別では、「その他」以外の8業種のうち「メディカル」「商社・流通」「サービス」の3業種で求人数が増加しました。求人の増加率が特に高かったのは、「メディカル」(前月比104.4%)、「サービス」(前月比101.9%)でした。職種別では、11職種のうち「技術系(IT・通信)」「技術系(電気・機械)」「クリエイティブ系」を除く8職種で求人数が増加しました。求人の増加率が特に高かったのは、「技術系(メディカル)」(前月比103.9%)、「技術系(建築・土木)」(前月比103.8%)でした。
■解説 ~変化が見え始めた転職市場では、経験を活かせる求人探しが転職成功の鍵に~
10月の求人数は、下半期に採用予定の求人を一斉に出す企業があったため、2カ月連続で調査開始(2008年1月)以来の最高値を更新しました。転職希望者数は、年末での退職を目指して転職活動を始めた人がいたこともあり増加しました。転職市場の状態は良いままですが、前年同月比での求人数の増加率は鈍化しており、活況な市場にも変化が見え始めています。
11月以降の求人数は、緩やかに増加する見込みとなっており、転職希望者にとってチャンスの多い状況は継続します。しかし、中途採用が非常に活発化した昨年・一昨年と比較すると、求人によっては採用に慎重さがみられるため、今後の転職市場では、これまでの経験をできるだけ活かせる求人を探し出すことが転職成功の鍵となりそうです。ただし、ITエンジニアなど求人倍率の高い職種では、未経験者を歓迎する求人も多く、こうした職種を転職先の選択肢に入れることが、未経験分野へのキャリアチェンジの可能性を高めると言えます。(doda編集長 大浦 征也)
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パーソルキャリア株式会社 広報部
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(パーソルキャリア株式会社 /11月11日発表・同社プレスリリースより転載)