20代・30代の「はたらく価値観」本音調査2019を実施
総合人材サービス、パーソルグループのパーソルキャリア株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:峯尾 太郎)が運営する「ダイレクト・ソーシング ジャーナル」は、20代・30代の「doda」会員を対象に、「はたらく価値観」について調査を行いましたので、結果をお知らせいたします。なお、本調査は企業の人事・採用担当者向けに、自社の採用活動に活かしてもらうことを目的として実施しました。
【主な調査結果】
◆20代・30代は、「成長意欲」があり、同時に「やりがい」も「給与」も求めている。
◆20代・30代は、定時内で最大限のアウトプットを出し、仕事もプライベートも両方充実させたい。
◆20代・30代は、「プライベートの充実があってこそ、仕事もうまくいく」という考え方であるため、仕事のためにプライベートを犠牲にしない。
■「やりがい」「成長」「稼ぎ」、仕事をする上で大事なものは?
「仕事にやりがいは欲しいですか?」「仕事を通して成長したいですか?」「仕事を頑張ってお金を稼ぎたいですか?」と質問したところ、全ての質問に対して「そう思う」と回答した人は60%を超える結果となりました。「少しそう思う」を合わせると、90%近くが「やりがい」や「成長」を求めつつ、「しっかりと稼ぎたい」と考えていることがわかりました。プライベート重視と思われがちな20代・30代ですが、実際は「仕事へのモチベーションが高く、やる気も十分にある」と考えられます。
■「やりがい」「成長」「稼ぎ」に優先順位をつけると?
「やりがい」「成長」「稼ぎ」に順位をつけてもらったところ、「やりがい」派(46.5%)と「稼ぎ」派(43.2%)に分かれる結果となりました。「やりがい」派からは、「モチベーションの維持や成長のためには『やりがい』が必要」という声が多く聞かれました。「稼ぎ」派からは主に、「生活のためにはまずは稼ぐことが大切」という意見と、「仕事の評価が給与だから、給与が大切」という意見が挙がりました。
■仕事へのやる気はあるが、プライベートは諦めたくない
「プライベートと同じくらい仕事も重要だと思いますか?」という質問に対して、50.8%が「そう思う」、25.4%が「少しそう思う」と回答する結果となりました。「そう思う」「少しそう思う」と回答した人からは、「オンオフのメリハリ」や「仕事とプライベートのバランス」を重視する声が多く挙がったため、20代・30代の多くは、「プライベートも仕事も、どちらも充実させたい」というバランス重視型であることがわかります。
■理想の残業時間は月10~20時間
「適切な業務量を考えるときに最も重視するものは?」という質問に対し、43.8%が「残業時間の少なさ」と回答しました。「残業時間が少ない」と感じる境界線は、月10時間以内と回答した人が46.2%、月20時間以内と回答した人が33.8%でした。よって、20代・30代にとっては、毎日30分~1時間程度の残業が理想と言えるでしょう。
20代・30代の「はたらく価値観」において、「オンオフのバランス」「メリハリ」「プライベートも仕事もどちらも大事」は重要なキーワードです。よって、採用選考時に、転職希望者の仕事とプライベートの優先順位などを含めた「はたらく価値観」を確認することで、入社時のミスマッチを最小限に抑えることができるでしょう。そして入社後は、「その価値観を維持しながら働くことができているか」「やりたい仕事ができているか」という視点でフォローを続けることが重要となるでしょう。
■調査概要
調査対象:20代・30代の「doda」会員
調査方法:Webアンケート
実施期間:2019年8月23日~26日
有効回答数:331件
<本件に関するお問い合わせ>
パーソルキャリア株式会社 広報部
03-6757-4266(受付時間 平日 9:00~18:00)
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(パーソルキャリア株式会社 /10月29日発表・同社プレスリリースより転載)