派遣求人の平均時給は1,466円。前年同月比27円増、前月比4円増~『2019年8月の派遣時給データ』:ディップ
ディップ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 兼 CEO:冨田英揮、以下当社)は、2019年8月の派遣時給データを発表しました。本調査は、社員・派遣・パートの求人情報サイト「はたらこねっと」に掲載された派遣・紹介予定派遣の求人広告データをもとに集計したものです。
【概要】
■8月度三大都市圏(関東、関西、東海)平均時給は1,466円(前年同月比+27円、前月比+4円)
8月度の派遣平均時給は、1,466円(前年同月比+27円、前月比+4円)で前年同月比、前月比ともにプラスとなりました。また、8月度の「はたらこねっと」に掲載された派遣・紹介予定派遣の仕事件数は約125,000件で、求人件数は前年同月比+29.8%、前月比+1.7%と、引き続き高い水準にあります。「事務・オフィス系」などは、働き方改革法案の影響として、正社員の残業超過対策、有給休暇の義務化により人手不足の状況が続き、派遣社員の募集強化を行う企業が増加しております。
■8月度の職種別平均時給は6職種中4職種(大カテゴリ)で前年同月比プラス、最大+108円
職種別の平均時給では、6職種中4職種(大カテゴリ)で前年同月比プラスとなりました。具体的には「事務・オフィス系」は1,485円(前年同月比+19円、前月比+6円)、「販売・営業・サービス系」は1,352円(前年同月比横ばい、前月比横ばい)、WEB・クリエイター系は1,811円(前年同月比+108円、前月比+14円)、IT・エンジニア系は2,050円(前年同月比+33円、前月比−16円)、「医療・介護・研究・教育系」は1,456円(前年同月比-6円、前月比−9円)、「工場・軽作業・物流系」は1,199円(前年同月比+23円、前月比+1円)となりました。
■8月度のエリア別平均時給は、三大都市圏全域で前年同月比プラス
エリア別の平均時給は、三大都市圏すべてにおいて前年同月比を上回りました。その中でも、「関西エリア」が1,349円(前年同月比+32円、前月比+2円)と高い伸長をしました。続いて、「東海エリア」が1,309円(前年同月比+23円、前月比−3)、「関東エリア」が1,548円(前年同月比+22円、前月比+6円)となりました。
【TOPICS】(執行役員 人材サービス事業本部 HR事業部長 北里友宏)
①「事務・オフィス系」 平均時給1,485円、関東・関西・東海全エリアで前年同月比、前月比ともにプラス
前年同月比+19円(+1.3%)と、15カ月連続前年同月を上回りました。関東+19円(+1.2%)、東海+11円(+0.8%)、関西+39円(+3.0%)と、労働需給の逼迫により、全体的な時給が上がってきております。求人件数は前年同月比+18.2%、前月比+2.6%と増加傾向にあります。働き方改革法案の影響として、正社員の残業超過対策、有給休暇の義務化により人手不足が加速しており、派遣社員の募集強化を行う企業が増加しています。これによる求人件数の増加は、今後も続きそうです。
②「介護系」平均時給1,426円、前年同月比、前月比ともにプラス
前年同月比+5円(+0.3%)、前月比+9円(+0.6%)と、前年同月比および前月比を上回りました。求人件数は前年同月比+66.3%、前月比+1.9%と、前月に続き大幅に増加しています。例年8月は夏季休暇の影響を受けて求人募集が落ち着く傾向にありますが、前月に続き募集強化する動きにありました。また、前月から、定着率向上のため直接雇用に転換し、正社員登用を強化する企業も増加しておりましたが、これに加えて、未経験者の時給を引き上げ、応募増加に繋げようとする動きも強まっています。さらに、未経験者の応募を促進させるため、研修の実施範囲を地方都市へ広げる企業もありました。
③「アパレル・ファッション・コスメ販売」平均時給1,353円、前年同月比+7円、前月比+2円
求人件数は前年同月比+116.2%、前月比+9.4%と、他職種と比較しても求人件数が大幅に増加しました。採用難が続く中で、求人件数は増加傾向にあります。また、前月に続き、クリスマスや年末年始のセールに向けた募集強化の動きがあり、来月以降も求人件数のさらなる増加が見込まれます。。
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(ディップ株式会社 https://www.dip-net.co.jp/ /9月19日発表・同社プレスリリースより転載)