新入社員に期待するのは、コミュニケーション、素直さ、ビジネスマナー~管理者の「新入社員育成」に対する意識アンケート:日本能率協会
一般社団法人日本能率協会(JMA、会長:中村正己)は、企業の「人材育成」を支援する各種研修プログラムを開催しています。このたび、2019年5月~2019年7月に、小会の主催する管理者向けセミナー参加者を対象に、管理者の「新入社員育成」と「自身の取り組み」に関する意識アンケート調査を実施しました。
<アンケート結果概要(抜粋)>
1.新入社員に期待するのは、コミュニケーション、素直さ、ビジネスマナー。
専門知識や技術、論理的思考力は第2ステップで。
管理者に、新入社員に対して【現在期待している能力・スキル】を聞いたところ、「コミュニケーション力」(62.1%)が最多で、次いで「素直さ」(40.3%)、「ビジネスマナー」(37.9%)、「チャレンジ精神」(32.0%)、「協調性」(30.1%)が続きました。
【今後3年以内に強化してほしい能力・スキル】では、「専門知識・技術」(52.4%)が最多で、「主体性」(34.5%)、「コミュニケーション力」(31.1%)、「論理的思考力」(27.7%)、「交渉力」(22.8%)が続きました。
職場の管理者からみると、入社1年以内の時期は、業務そのものよりも、業務を行う上での態度や行動面を重視し、その後、第2ステップとして、1~2年かけて、業務そのものに直結する専門知識・技術、論理的思考力を身に付けてもらいたい、と考えていることが伺えます。
2.聞く姿勢を見せる上司が増えている一方で、叱る、任せることを苦手とする一面も浮かび上がる
部下に対し、管理者として普段どのような姿を見せているか聞いたところ、「部下の意見・要望を傾聴する姿」が41.3%で最多でした。次いで「仕事の結果に対するねぎらい・褒め言葉を忘れない姿」(37.4%)、「仕事について丁寧な指導をする姿」(32.0%)が続き、部下思いの行動を心がけていることが伺えます。
一方、見せていないとする姿には、「場合によっては叱ってくれる姿」(34.5%)、「仕事を任せて見守る姿」(32.0%)が挙げられるなど、少し過保護気味であり、叱ること・任せることに不慣れな上司像が浮かびます。
【本件に関する問い合せ先】
一般社団法人日本能率協会 経営・人材革新センター(担当:田谷・井上)
〒105-8522 東京都港区芝公園3-1-22 TEL: 03-3434-1955
※取材に関するお問い合せは広報室 川村(TEL:03-3434-8620/090-6038-4599/E-mail:jmapr@jma.or.jp)までご連絡ください。
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(一般社団法人日本能率協会 https://www.jma.or.jp/ /9月17日発表・同社プレスリリースより転載)