低調な輸出と設備投資で製造業の悪化が継続。全体では小幅ながら9カ月ぶりに改善~『TDB景気動向調査 2019年8月調査結果』:帝国データバンク
2019年9月4日、帝国データバンクでは「TDB景気動向調査」のプレスリリースを行いました。
<調査結果のポイント>
- 2019年8月の景気DIは前月比0.1ポイント増の44.7となり、9カ月ぶりに改善した。国内景気は、輸出減速や設備投資意欲の低下が続き後退局面入りの可能性が高まっているなか、公共工事の増加などが押し上げ要因となった。今後の国内景気は、消費税率引き上げ後の消費減退やコスト負担増に海外リスクも加わり、不透明感が一層強まっている。
- 10業界中、『建設』『小売』など4 業界が改善、『製造』『サービス』など6業界が悪化した。公共工事の発注が活発化し『建設』などにプラス材料となったものの、輸出減速や設備投資意欲の低下が響き『製造』は悪化傾向が続いた。
- 『北海道』『北陸』など10地域中6地域が改善、『九州』など3地域が悪化、『東北』が横ばいとなった。公共工事の前倒し執行などが地場建設業の景況感を押し上げたほか、荷動きの活発化なども好材料となった。一方『九州』では大雨の影響が表れた。
詳細はPDFをご確認ください
※次回発表予定
「TDB景気動向調査2019年9月調査結果」の発表は、2019年10月3日を予定しています。
<お問い合わせ先>
株式会社帝国データバンク データソリューション企画部 産業データ分析課
TEL: 03-5775-3163 E-mail: keiki@mail.tdb.co.jp
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社帝国データバンク https://www.tdb.co.jp/index.html /9月4日発表・同社プレスリリースより転載)