中国の日系企業、7月の求人案件数は前年同月比13%増。外部環境は厳しさを増すも、日系企業の求人案件数は増加~『中国における日系企業の求人動向レポート(2019年7月)』:リクルート
株式会社リクルートホールディングスのグループ会社である、中華人民共和国(以下、中国)で人材紹介事業を行う現地法人RGF HR Agent 中国(中国語法人名:上海艾杰飛人力資源有限公司 本社:中国上海 総経理:木村秀之)は、このたび、同社が取り扱う中国大陸の求人情報に基づき、日系企業を中心とする7月の求人動向をまとめました。
※リクルートグループは、RGF International Recruitment Holdings Limited(本社:香港、CEO:中重宏基)を通じて、中国をはじめとする11の国と地域、26都市で人材紹介事業を行っています。RGF HR Agentは日系企業・現地企業・多国籍企業を対象とした人材紹介事業のブランドです。
中国大陸における日系企業の求人動向
RGF HR Agent 中国 総経理 木村秀之のコメント
7月の求人案件数は前年同月比13%増。外部環境は厳しさを増すも、日系企業の求人案件数は増加。
当社で取り扱う7月の求人案件数は、前年同月比13%増の946件。前年同月比は5ヵ月ぶりの増加となった。日系自動車販売が市場の逆風にもかかわらず好調に推移していること以外、ポジティブな要因は乏しかったなかで、予想外の増加となった。日系企業の求人案件数の増加が今後も続いていくのか、一時的な現象にとどまるのか、現段階では判断しにくい。しかしながら7月に入って米中摩擦がまたしても激しさを増し、金融面にも舞台を広げつつあることで、中国経済の先行きの不確実性がさらに拡大したのは間違いない。8月以降の求人の動きを、引き続き注意深くみていく必要がある。
業種別には製造の求人案件数が横ばいであった一方、その他すべての業界で求人案件数が増加した。とりわけIT/通信の伸びが目立つ。IT/通信の求人案件数は2017年を底に、緩やかなペースで拡大が続いている。2019年上半期の求人案件数は、2017年同期比で57%、2018年同期比で5%の増加だった。日本におけるIT人材需給が2017年後半から逼迫の度合いを強めて以降、比例する形で、中国での業界求人が増加している。
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(株式会社リクルート https://www.recruit.co.jp/ /8月26日発表・同社プレスリリースより転載)