2019年6月のアルバイト平均時給は全国平均1,036円~消費税増税前の駆け込み需要や夏のイベントに向けて、採用を強化する企業が増加(アルバイト求人情報サービス「an」調べ):パーソルキャリア
総合人材サービス、パーソルグループのパーソルキャリア株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:峯尾 太郎)が運営するアルバイト求人情報サービス「an」は、求人情報メディア「an」に掲載された求人広告から平均時給を分析しています。2019年6月の結果をお知らせします。
※2019年3月データより市況感に合わせたサンプル数に変更しており、過去のデータについても再集計を行っております。
※「an」で実施しております意識調査や求人情報に関するデータは、採用企業向け情報サイト「anレポート」にて公開しております。
【 全体 】~ 平均時給1,036円。求人数は前月比・前年同月比ともに増加
2019年6月の全国平均時給は1,036円(前月1,028円、前年同月1,021円)となりました。前月比+8円、前年同月比+15円となりました。求人数(※1)は前月比101.1%、前年同月比136.4%となりました。
※1:「an」サイトの求人掲載数
【 エリア別 】~「九州エリア」では、コールセンターの平均時給が過去最高に
エリア別平均時給は「関東エリア」が1,084円で最も高く、次いで「関西エリア」が1,034円、「東海エリア」が1,023円、「九州エリア」が942円、「北海道エリア」が930円、という順になりました。「九州エリア」は、コールセンターの平均時給が本調査開始以来(※2)過去最高の1,112円となり、平均時給も前月比+22円と大きく上昇しました。「九州エリア」にはコールセンターが多く開設されており、消費税増税前の駆け込み需要や夏に向けた新製品の販売を強化するために、通信販売の注文受付や問い合わせ対応を行うコールセンタースタッフの需要が高まったと想定されます。
※2:現行の算出方法での調査開始は2013年1月
【 職種別 】~ ラグビーの世界大会や夏のイベントに備え、警備やキャンペーン・PRの採用を強化
職種別平均時給は「専門職系」(1,254円)が最も高く、次いで「運輸職系」(1,172円)、「事務系」(1,091円)、「技能・労務系」(1,064円)、「サービス系」(1,044円)、「フード系」(999円)、「販売系」(965円)と続きました。「専門職系」に分類される医療福祉系職種では、有資格者の採用難が続いています。6月はボーナス後に退職する人が増加する傾向にあるため、このタイミングを逃さないようにと採用を強化する企業が増えた結果、平均時給・求人数ともに増加しました。さらに、ラグビーの世界大会や夏のイベント開催に向けて採用を強化する動きがみられ、「サービス系」に分類される警備、キャンペーン・PRなどの職種で求人数が増加しました。
【 解説 】~ 増税前の駆け込み需要を見越し、商品の仕分けや梱包・配送スタッフなどのニーズが高まる
6月の全国平均時給は、前月比+8円と上昇トレンドでした。今年は、令和初・増税前最後のボーナス商戦となります。それにともない、「技能・労務系」に分類される仕分け・梱包スタッフや「運輸系」に分類される配送スタッフの採用ニーズが高まり、平均時給・求人数ともに上昇しました。7月は、参議院議員通常選挙に向けて事務局のアシスタントや出口・世論調査などの比較的時給の高い短期の求人が増加する見込みです。さらに、10月の最低賃金額改定に備えて全体的に時給が上がることが予想されるため、7月の平均時給は増加するでしょう。(an編集長 川合 恵太)
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(パーソルキャリア株式会社 https://www.persol-career.co.jp/ /7月11日発表・同社プレスリリースより転載)