国内景気、7カ月連続で悪化。製造の悪化が続く一方、小売の一部で駆け込み需要表れる~『TDB景気動向調査 2019年6月調査結果』:帝国データバンク
2019年7月3日、帝国データバンクでは「TDB景気動向調査」のプレスリリースを行いました。
<調査結果のポイント>
- 2019年6月の景気DIは前月比0.3ポイント減の45.1となり、7カ月連続で悪化した。国内景気は、輸出の停滞や高水準で推移するコスト負担が引き続き下押し圧力となり、後退局面入りの可能性がある。今後の国内景気は、消費税率引き上げによる消費減退とともに、米中貿易摩擦の先行きも懸念され、不透明感が一層強まっている。
- 10業界中、『製造』『卸売』『運輸・倉庫』など5業界が悪化、『小売』など5業界が改善した。輸出の減少が響き機械製造などで悪化が続いたうえ、原材料価格の高止まりも負担となった。他方、『小売』では耐久財関連が揃って改善した。
- 『北関東』『近畿』『四国』など10地域中8地域が悪化、『南関東』が横ばい、『九州』が改善した。仕入単価の上昇が全地域で和らいだが、一部地域では低調な設備稼働率や生産・出荷動向が悪材料となった。また、『近畿』ではG20サミットの開催による影響も表れた。
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※次回発表予定
「TDB景気動向調査2019年7月調査結果」の発表は、2019年8月5日を予定しています。
<お問い合わせ先>
株式会社帝国データバンク データソリューション企画部 産業データ分析課
TEL: 03-5775-3163 E-mail: keiki@mail.tdb.co.jp
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社帝国データバンク https://www.tdb.co.jp/index.html /7月3日発表・同社プレスリリースより転載)