中国の日系企業、5月の求人案件数は前年同月比10%減 景気後退懸念再燃で、足元では市場の冷え込みが表面化~『中国における日系企業の求人動向レポート2019年5月』:リクルート
株式会社リクルートホールディングスのグループ会社である、中華人民共和国(以下、中国)で人材紹介事業を行う現地法人 RGF HR Agent 中国(中国語法人名:上海艾杰飛人力資源有限公司 本社:中国上海 総経理:木村秀之)は、このたび、同社が取り扱う中国大陸の求人情報に基づき、日系企業を中心とする5月の求人動向をまとめました。
※リクルートグループは、RGF International Recruitment Holdings Limited(本社:香港、CEO:中重宏基)を通じて、中国をはじめとする11の国と地域、26都市で人材紹介事業を行っています。RGF HR Agentは日系企業・現地企業・多国籍企業を対象とした人材紹介事業のブランドです。
中国大陸における日系企業の求人動向
RGF HR Agent 中国 総経理 木村秀之のコメント
5月の求人案件数は前年同月比10%減 景気後退懸念再燃で、足元では市場の冷え込みが表面化
当社で取り扱う5月の求人案件数は、前年同月比10%減の865件。直近数ヵ月の傾向同様、半導体業界や設備業界の好況で勢いのあった前年の水準には及ばなかったが、2016年5月、2017年5月の求人案件数がそれぞれ700件台だったことを踏まえると、日系企業の求人需要の安定感が際立つ結果だったといえる。
しかし、米中間の摩擦が貿易のみならず通信機器の分野にも拡大し、中国の景気後退懸念が再燃する中で、求人案件数の減少がみられはじめている。足元6月の求人案件数は伸びておらず、過去5年の6月間平均(821件)を割り込むことはほぼ確実だ。
業界別にみると、日系自動車販売が引き続き堅調であり、自動車関連企業の求人意欲に勢いの衰えはみられないため、全体の求人案件数が極端に減少することは考えにくいが、外部環境の改善がない限り、7月以降も弱含みの状態が続く可能性が高い。
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(株式会社リクルート https://www.recruit.co.jp/ /6月26日発表・同社プレスリリースより転載)