入社2年未満で退職を経験したことがある人は64.0%。退職理由については「社内体制に対する不満」が44.0%と最多~「新入社員の退職理由」に関するアンケート:エニワン
4月は新卒社員が新たな社会人としての第一歩を迎えることとなりますが、入社前に抱いていた期待とは裏腹に、社会の厳しさや現実を目の当たりにすることで、様々なギャップを感じることも多いでしょう。
そこで今回、エニワン株式会社は、新入社員の早期退職にはどのような背景があるのか、退職経験のある社会人を対象に「新入社員の退職理由について」の調査を実施し、なぜ新卒社員は退職してしまうのかを調べました。
<調査概要>「新入社員の退職理由」に関するアンケート
【調査日】 2019年3月7日(木) ~ 2019年3月8日(金)
【調査方法】 インターネット調査
【調査人数】 1,003人
【調査対象】 全国20代~30代の男女
【モニター提供先】ゼネラルリサーチ
・入社2年未満で退職した経験がありますか?
「入社2年未満で退職をした経験がありますか?」と質問したところ、64.0%の方が「はい」と回答する結果となりました。
退職理由については「社内体制に対する不満」-44.0%を筆頭に、「給与面に対する不満」-40.1%、「人間関係」-38.7%、「やりがいがなかった」-25.7%と続きます。
・社内体制への不満はどのようなものでしたか?
上項で社内体制に不満をもって退職を決意するという方が最も多い結果になりましたが、そのような方が所属していた組織では、どのような社内体制だったのでしょうか。
「どのような社内体制でしたか?」と質問したところ、「変なルールがある」-57.1%、「業務効率が悪い」-52.8%、「昇給・昇進がしにくい」-37.2%、「システムが使いにくい」-24.0%という結果になりました。
「業務効率」や「システム」に着目してみると効率の悪い方法は仕事量に直結し、それが評価や業務時間に影響してしまう為、不満がたまりやすいポイントといえるでしょう。
・働きやすさを求めた結果、国が動くことに
業務上不便に感じるという方が多いことがわかりました。そこで、「仕事をする上で最も優先することを教えてください」と質問したところ、「働きやすさ」-39.2%が最も多く、次いで「給与面」-26,3%、「人間関係」-14.2%、「やりがい」-9.9%と続きます。
また、現在では「働き方改革」を推し進めるため、有休取得の義務化や、残業管理ができていないと企業側がペナルティーを受けることもあります。
そうした意味でも業務効率化を進め、無駄な打合せなどを減らし、社員一人一人が仕事とプライベートを両立して自分らしく活き活きと働ける環境作りが重要となるでしょう。
・8割近くの方が「働き方改革関連法」を注目している結果に
2019年4月から本格的な適用がはじまる「働き方改革関連法」についても質問をしたところ、75.2%の方が関心があると回答しました。
その中で働き方改革関連法の中で最も重視していることとして、「5日間の有給休暇取得の義務化」-55.0%が最も多く、次いで「残業時間の罰則付き上限規制」‐36.4%や「3ヶ月のフレックスタイム制が可能になる」-21.2%などに票が集まり、やはり労働者は「時間」を重要視しているということが分かりました。
働きやすい環境を作るためには、業務効率をあげる仕組みを企業側が取り入れる必要があります。
業務フローをルール化することで仕事の流れが明確になり、より効率の良い働きやすい環境を生み出すことが出来、大切な「時間」を有意義に活用することができるでしょう。
時間を有意義に活用することで、上記のアンケート結果にある、退職する理由となる社内体制を改善することも出来うる上、かつ業務フローを整える動きも可能になるでしょう。さらに副次的効果として、退社後の自己時間へのゆとりが、自分らしくという昨今のトレンドに合致し、結果離職率が下がるという効果も得られる可能性が高まります。
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(エニワン株式会社 http://www.any-one.jp/company /3月28日発表・同社プレスリリースより転載)