早稲田総研、格差社会を生き抜くための
“生涯一貫型”キャリア教育サービスを提供
早稲田大学が全額出資して設立した早稲田総研(東京都新宿区、新川雅之・社長)は、就職前の青少年から企業のエグゼクティブ候補に至るまで、キャリア形成の段階に応じた内容の研修やカウンセリングサービスを提供する“生涯一貫型”のキャリア教育事業を展開します。その概要につき、以下のとおりお知らせします。
早稲田総研の「キャリア教育研究所」( http://www.w-ri.jp/sekapro/index.html )は、東京都若者ジョブサポーターとして、学生やフリーターの無料キャリア相談を行いながら、現代日本社会における若者の就業意識やキャリア形成に関する悩みのデータ収集・傾向分析などを行い、その結果に基づきカリキュラムを組んだ「上海キャリア転換留学」を企画・主催しています。
「上海キャリア転換留学」は、日本で自分の思うようなキャリアを築けていない30歳前後の若者を中国上海に送り込み、中国語研修とさまざまなビジネス研修、キャリアカウンセリングを行い、新たな可能性を開花させようというもので、その第一期生8名が、今年1月に約6ヵ月間の研修を終え、上海あるいは日本で新たなキャリア形成の道を歩み始めました。
そしてこの度、早稲田総研は上記の若者キャリア形成支援に加えて、新たに“キャリア形成の上級者”である企業幹部候補などを対象とした語学研修や異文化交流研修を企画・提供します。
米国カリフォルニア大学バークレー校(UC Berkeley)などの協力を得て実施する、企業幹部候補向けの「エグゼクティブ教育プログラム」は、日本の企業幹部候補にグローバルな思考力と逞しい“起業家精神”を植え付けるために、10週間におよぶホームステイ形式による実戦ビジネス英語講座とUC Berkeleyでのプロジェクトマネジメント講座(2週間)を組み合わせた国際人養成コースです。本プログラムは、日本人に不足しがちな自力による問題解決能力と英語での交渉力、そしてプロジェクトマネジメント的な論理的思考力を養うことが狙いです。
また、1ヵ月という短期間で、英語による意思伝達能力の飛躍的向上と基礎的な中国語の習得を目的とする「英中日トライリンガル養成コース」は、あえて中国で英語のネイティブスピーカーとのマンツーマン授業を集中的に行い、日本で英会話学校に通っていてはなかなか打ち破れない「英語学習の壁」の突破を目指します。
早稲田総研の幅広い層を対象とした“生涯一貫型”キャリア教育は、格差が広がりつつある今日の日本社会における新しいキャリア教育のあり方として、注目されています。
(早稲田総研 http://www.w-ri.jp/index.html /同社プレスリリースより抜粋・4月10日)