リクルート「Tech総研」研究レポート
【採用天気予報】、07年4〜7月期・発表
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リクルートエージェントがまとめた中途採用求人状況によれば、昨年10月末時点では、前年同期比で33%も求人が伸びています。この傾向は昨年初から引き続いており、年明けの1〜3月期もそれが急に減速する見通しはありません。
ただ、求人総数に対して、企業に紹介できる登録者数は絶えず下回っており、リクルートエージェントによると、「登録者が減っているわけではないが、求人増に追いつかない」というのが現状のようです。
Tech総研では、これまでの市場動向を基に、技術系職種を大きく8つに分け、年度末まで3ヵ月間の採用市場の短期予想を載せました。
【 8つの代表的なエンジニア職種の採用状況 】
■ 制御系SE: 昨年10月ごろから、家電業界などの大手企業を中心に採用基準の上昇が見られ、20代後半が人気。若手ならC言語の開発経験だけで採用も。
■アプリ系SE:需要は、まったく衰えることなく今期も続くでしょう。金融、製造、流通、インターネットビジネスなど全方位にわたって求人が活発です。
■ コンサルタント: 戦略系コンサルファームは引き続き元気、一方のIT系ファームは、「減少」「前年並み」という企業よりも、「さらに増加」と判断をする企業が多く、1〜3月期の需要が衰えるはずもありません。
■ ネットワーク: とりわけ、日本版SOX法により企業の会計監査制度や内部統制が強化されることで、それに伴うシステム需要が伸びており、関連するサーバ系技術者の求人が増えています。
■ 電気・電子系: 求人は極めて旺盛なのに、求職者が足りない。かなり厳しい人手不足状況が続いています。年齢では40歳などの採用事例も増えており、派遣社員から正社員登用の門戸もますます広がっています。
■ 機械・メカトロ系: 「このままだと、機械設計ができるエンジニアが日本からいなくなる!」──そんな悲痛な叫びを聞くぐらい、日本の製造業では今メカトロ設計の技術者が不足しており、本格的な人材難が続いています。
■ 半導体系: 今年度の採用計画数を満たし、早々と採用活動を終える企業も大手の中にはちらほらと出ています。年が明けるとこの動きは強まり、量よりも質への転化、求める人材像によりマッチした採用になるでしょう。
■ 化学・材料系: 最近目立つのは化学・素材メーカーよりも、そのユーザ企業からの求人です。中でも自動車業界は、完成車メーカー、サプライヤー共に、積極的に材料系エンジニアを求めています。
■ 詳細は下記URLにてご覧ください。
http://rikunabi-next.yahoo.co.jp/tech/docs/ct_s03600.jsp?p=000006&vos=nyternns000000000001
(リクルート http://www.recruit.co.jp/ /同社プレスリリースより抜粋・4月5日)