退職時、会社からの引き留めに合った人は約6割。うち約2割がトラブルに発展。強引な引き留めや退職意思が伝えにくい背景には、人手不足深刻化の影~「退職」に関するアンケート調査:ワークポート
総合転職エージェントの株式会社ワークポート(所在地:東京都品川区、代表取締役社長 CEO:田村高広)は、当社を利用した全国の転職希望者535人を対象に、【退職】に関するアンケート調査を行いました。
■退職の意思を会社に伝える際、「言いにくい」と感じる人が70.5%
ここ最近退職代行サービスのニュースや、ドラマの主人公がパワーハラスメントを受けてきた末退職の意思を告げるシーンが大きな反響を呼ぶなど、「退職」に関する話題に注目が集まっています。
今回、当社を利用した全国の転職希望者に調査を行ったところ、退職の意思を会社に告げる際「言いにくい」と感じる人が70.5%にのぼることがわかりました。労働基準法で「退職の自由」が保障されているにも関わらず、多くの人が退職の意思を告げることに葛藤し抵抗を感じていることがうかがえます。
■退職時に会社からの引き留めにあった人は62.4%。そのうちの17.7%がトラブルにまで発展
退職時に会社からの引き留めにあったことはあるかと質問したところ62.4%が「はい」と答えました。そのうち、トラブルに発展したことがあると答えた人は17.7%という結果となりました。トラブルの具体的な内容としては「人員不足という理由で退職届を受理してもらえない」や、「退職の意思を伝えても無視される」など、昨今の人手不足が起因していると思われるものが多く見られました。さらに、退職の意思を伝えた日から嫌がらせやパワハラが悪化するなどのケースや、退職金を払わないと脅されたり、給与未払いなど金銭トラブルにまで発展しているケースも少なからずあることが分かりました。
■その他の意見
「家にまで来られて引き留められた」(30代・女性・福祉介護)
「辞める理由をしつこく聞いてくる」(20代・女性・建築土木)
「社内規定通りに退職届を提出したが、人員不足という理由で受理を先延ばしにされた」(40代・女性・接客)
「退職時の有休消化を断られた」(30代・男性・営業)
「“辞めさせない”の一点張りで胸ぐらをつかまれた」(20代・男性・営業)
「退職日を勝手に延ばされた」(20代・女性・事務)・・・など
■調査概要
・調査内容 :退職について
・調査対象者:当社を利用した全国の転職希望者
・有効回答 :535人
・調査期間 :2018年12月5日~12月13日
・調査内容 :転職希望者から受けた退職に関する相談について
・調査対象者:当社に勤める転職コンシェルジュ
・有効回答 :157人
・調査期間 :2018年12月10日~12月14日
※この調査内容を転載ご利用いただく場合は「ワークポート調べ」の表記をお願いいたします。
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社ワークポート https://www.workport.co.jp/corporate/index.html /12月20日発表・同社プレスリリースより転載)