中国、9月の求人案件数は前年同月比14%減。景気減速への懸念で、製造、商社/貿易を中心に人材需要が伸び悩む~『中国における日系企業の求人動向レポート2018年9月分』:リクルートホールディングス
株式会社リクルートホールディングスのグループ会社である、中華人民共和国(以下、中国)で人材紹介事業を行う現地法人 RGF HR Agent 中国(中国語法人名:上海艾杰飛人力資源有限公司 本社:中国上海 総経理:橘宏喜)は、このたび、同社が取り扱う中国大陸の求人情報に基づき、日系企業を中心とする9月の求人動向をまとめました。
※リクルートグループは、RGF International Recruitment Holdings Limited(本社:香港、Chairman:葛原孝司)を通じて、中国をはじめとする11の国と地域、26都市で人材紹介事業を行っています。RGF HR Agentは日系企業・現地企業・多国籍企業を対象とした人材紹介事業のブランドです。
中国大陸における日系企業の求人動向
RGF HR Agent 中国 総経理 橘宏喜のコメント
9月の求人案件数は前年同月比14%減。景気減速への懸念で、製造、商社/貿易を中心に人材需要が伸び悩む
当社で取り扱う9月の求人案件数は709件。9月後半求人案件数が伸び悩み、前年同月比14%の大幅減となった。この結果、7-9月期の求人案件数は前年同期比2%減の2,411件となった。
米中貿易摩擦の影響で中国の景気減速への懸念が強まってきており、9月は、業界かかわらず求人案件数が前年同月比で減少した。当社の取り扱い求人で多くを占める製造、商社/貿易が16%の減少となり、全体の求人案件数減少に影響を与えた。また製造、商社/貿易の中でも特に電子・電機・機械業界からの求人減少が目立ったが、米中貿易摩擦によって、中国企業の工場設備投資にブレーキがかかっており、工場設備を提供している日系企業の受注が鈍化していることが一因とみられる。
一方で、中国政府から、中国国内景気下支えのため、公共投資拡大や金融緩和、減税といった景気対策も発表されており、内需が刺激されることにより、米中貿易摩擦によるネガティブ影響が緩和される可能性もある。
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(株式会社リクルート https://www.recruit.co.jp/ /10月30日発表・同社プレスリリースより転載)