派遣社員の実稼働者総数 前年同期比103.2%の増加~『労働者派遣事業統計調査』(2018年第2四半期(4月~6月期)):日本人材派遣協会
一般社団法人日本人材派遣協会では、主要会員の協力により、全国10地域において四半期ごとに実稼働者数の統計調査を取りまとめております。
この度、2018年4~6月期(第2四半期)の集計結果がまとまりましたので、その概要を公表いたします。
派遣社員の実稼働者総数(四半期平均)は、前年同期比103.2%となった。
2017年第2四半期(4月~6月期)の111.0%以降は伸び率に縮小傾向があったが、前期の2018年第1四半期(1月~3月期)102.2%よりも高い結果になった。
また、実稼働者総数(四半期平均)354,177人は、2009年第2四半期以降9年振りの最多人数となった。
<地域別状況>
地域別の実稼働者数(四半期平均)は、全ての地域で前年同期比が100%を上回った。
最も前年同期比が高かった「北陸(112.9%)」は、4四半期期連続で110.0%を超えており増加傾向が続いている。また、「北関東・甲信地域」の実稼働者数(四半期平均)17,772人は、調査開始以来の最多人数となった。
<業務別状況>
業務別の実稼働者数(四半期平均)は、「機器操作」「財務」「販売」が前年同期比マイナスとなった。
「機器操作」は2017年第1四半期(1月~3月期)から5四半期連続でプラスだったが、今回マイナスとなっている。また、「財務」は2015年第4四半期(10月~12月期)から11四半期連続、「販売」は2016年第4四半期(10月~12月期)から7四半期連続のマイナスとなった。
その他の業務は前年同時期比100.0%を超え、「貿易(124.6%)」と「一般事務(111.6%)」は高い伸び率となっている。また、「製造」は2013年第4四半期(10月~12月期)から19四半期連続のプラスとなった。
<紹介予定派遣>
紹介予定派遣の「派遣実稼動者数(四半期平均)」は、前年同期比97.9%となり、2015年第3四半期(7月~9月期)から、12四半期連続でマイナスが続いている。
一方の「成約件数(四半期計)」は、前年度同期比185.2%と高い伸び率となった。また、成約件数(四半期計)5,022件は、調査開始以来の最多件数となっている。
<短期派遣(30日以内)>
短期派遣の実稼働者数(四半期平均)は、対前年同期で103.7%となった。
※実稼働者数は各月末の最終営業日をカウント (短期派遣のみ各月の延べ人数をカウント)
お問合せ先:一般社団法人日本人材派遣協会統計調査担当 Tel:03-6744-4130
◆本リリースについては、こちら(PDF)をご覧ください。
(一般社団法人日本人材派遣協会 http://www.jassa.jp/ / 8月16日発表・同協会プレスリリースより転載)