テンプスタッフ、アジア地域を強化
「蘇州テンプスタッフコンサルティング有限公司」を設立
総合人材サービスのテンプスタッフ(東京都渋谷区、篠原欣子・代表取締役社長)は、2006 年11月24日(金)に「蘇州テンプスタッフコンサルティング有限公司」(資本金:100,000人民元、本社:中国江蘇省蘇州市工業園区、董事長総経理:大平賢)を設立し、2007年2月1日(木)より、蘇州市を中心に、近郊の南京、無錫、昆山など、江蘇省内で広く人材サービス(人材紹介事業、人材派遣事業)を開始いたします。さらに、2007年4月より、人材育成事業も提供いたします。
この度の設立は、中国江蘇省蘇州市における日系人材企業として、初の人材派遣ライセンスの取得となり、日本及び中国(香港、上海)で培ったノウハウを活かし、中国国内での人材サービス市場拡大に貢献してまいります。同社設立は、テンプスタッフグループグローバル戦略の一環であり、中国国内では香港、上海に次いで3ヵ所目の拠点となります。
【 事業特徴 】
蘇州市工業園区は、国内外のIT企業、研究開発部門を誘致し形成された産業集積地で、現在、蘇州市にはソフト開発やIC設計など599社の日系企業が進出しています。蘇州テンプスタッフコンサルティング有限公司は、江蘇省内の日系企業を中心に、電気・電子機器、精密機器、機械などのメーカーや物流・運輸業、サービス業などをターゲットとし、特にニーズの高い営業から生産・品質管理、翻訳・通訳、秘書などのオフィスワークを中心に人材紹介事業と人材派遣事業を展開します。
登録者は、中国での就労を希望する日本人(中国への留学経験者や中国語能力を有する若年層、管理職経験のある中高年層など)と、日本語能力を有する中国人(日本語学科卒の若年層や日系企業での就業経験者、日本留学経験者など)など、20代の若年層から50代の管理職層まで幅広いターゲットを想定しております。なお、登録者は、新聞やフリーペーパー、Web などの求人媒体、蘇州市及び周辺エリアにある民間日本語学校との提携、日本語学科のある大学でのセミナー開催などにより、幅広い獲得を目指します。
加えて、2007年4月から、同社の合弁先となる政府機関・蘇州工業園区科学技術発展有限公司が運営するソフトウェア・トレーニングセンター(所在地:蘇州市工業園区)との連携により、IT技術を習得した中国人を対象に、日本語教育や日本の商習慣などのマナー研修を実施し、日本語スキルを有する優秀な中国人IT技術者を育成します。受講生の習熟度に合わせたオーダーメイド型が特徴の本講座は、大学で日本語教育の経験のある弊社社員が担当します。人材育成事業開始により、中国江蘇省及び上海地域の人材供給拠点としても位置づけ、ニーズの高いIT 技術者の雇用を創造してまいります。
蘇州テンプスタッフコンサルティング有限公司では、初年度(2007年1〜12月)売上高120万人民元(※1)、登録者数5,000人を目指し、今後、成長が見込まれる中国人材サービス市場において、30年を超える日本での実績とノウハウを活かした人材サービスの提供と、政府機関との連携による人材育成を実施し、中国国内での人材サービスのさらなる普及と新たな雇用創造に寄与してまいります。
【 設立背景 】
2001年の中国WTO加盟以来、急激な経済発展を遂げる中国において、江蘇省の中心地となる蘇州市には、欧米系、アジア系など16,000社の外資系企業が進出、人材需要が急速に拡大しています。しかし、外資系企業では、中国現地の法律にあわせた人事・労務管理ノウハウがないことから、人材サービス企業を人事部機能として活用する動きが広まっています。加えて、日本への進出を考える中国系企業では、日本でのビジネス経験者や日本語能力を有する人材需要が増加しています。一方、求職者にとっては、人材サービス企業を活用することで、労働条件や福利厚生などさまざまな権利が適性に守られた環境の中、安心して就業いただくことが可能となります。 (※1)……1人民元;15.6円(2007.1.24現在)
(テンプスタッフ http://www.tempstaff.co.jp/ /同社プレスリリースより抜粋・1月24日)