育児休暇を取得する男性は「すごくかっこいい」 企業の取り組みも活発に
働き方への関心が高まる中で、男性の育児休業取得に注目が集まっている。
男性社員に育休取得を促す企業の取り組みも活発だ。三井住友銀行では、有給の短期育児休業制度(10日間)を整備するなど、男性社員の育児参加支援を実施。加えて夫婦で参加できる「育休キャリア講座」や、管理職向け「ダイバーシティマネジメントセミナー」などを開講し、従業員の意識改革をはかる。また、東邦銀行では、所属長自らが育児休業取得を対象者に促すなどし、男性の育休取得率91.5%を達成。内閣府が選ぶ「女性が輝く先進企業」の内閣総理大臣賞に選ばれた(日本経済新聞より)。
マイナビが2019卒大学生・院生を対象に実施した調査によると、「子育てに専念するため育児休業を取得する男性」に対して「すごくかっこいいと感じる」と回答した女子の割合は、45.4%(17卒)、49.0%(18卒)、53.4%(19卒)と年々増え、初めて半数を超えたという。
男性の育児参加を企業として支援することで、働き方に関心を持つ若い世代の人材採用にも好影響が期待できる。日本男性の育休取得率は2017年5月の発表時点で3.16 %とまだまだ低いが、今後、取得率を押し上げる企業の取り組みはさらに加速するのではないだろうか。
(『日本の人事部』編集部)