パートタイム労働者の労働組合員数、推定組織率は過去最高~『平成29年労働組合基礎調査』(厚生労働省)
厚生労働省では、このほど、平成29年「労働組合基礎調査」の結果を取りまとめましたので公表します。
この調査は、労働組合、労働組合員の産業別、企業規模別、加盟上部組合別にみた分布状況など、労働組合組織の実態を明らかにすることを目的に実施しています。すべての労働組合を対象とし、毎年6月30日現在の状況について7月に調査を行い、集計しています。
<調査結果のポイント>
1.労働組合員数は998万1千人で、前年の994万人より4万1千人(0.4%)増加。推定組織率(注)は17.1%で、前年の17.3%より0.2ポイント低下し、過去最低。
2.女性の労働組合員数は326万8千人で、前年の319万2千人より7万6千人(2.4%)増加。推定組織率(注)は12.5%で、前年と変わらず。
3.パートタイム労働者の労働組合員数は120万8千人で、前年の113万1千人より7万7千人(6.8%)増加。全体の労働組合員数に占める割合は12.2%で、前年の11.4%より0.8ポイント上昇。推定組織率(注)は7.9%で、前年の7.5%より0.4ポイント上昇。いずれも過去最高。
注)推定組織率とは、雇用者数に占める労働組合員数の割合をいい、本調査で得られた労働組合員数を、総務省統計局が実施している「労働力調査」の雇用者数(6月分の原数値)で除して計算している。
<問い合わせ先>
政策統括官付参事官付雇用・賃金福祉統計室
電話:03-5253-1111(内線7665、7666)
◆ 詳しくはこちらをご覧ください。
(厚生労働省 http://www.mhlw.go.jp// 12月25日発表・報道発表より転載)