派遣社員の実稼働者総数 前年同期比108.1%の増加~『労働者派遣事業統計調査』(2017年第3四半期(7月~9月期)):日本人材派遣協会
一般社団法人日本人材派遣協会では、主要会員の協力により、全国10地域において四半期ごとに実稼働者数の統計調査を取りまとめている。このたび、2017年7~9月(第3四半期)の集計結果がまとまったので、その概要を公表する。
派遣社員の実稼働者総数は、対前年同期比で108.1%となった。2013年第3四半期から17四半期連続で前年同時期を超えている。また、月間では2016年5月から17ヵ月連続で前年同時期を超えている。
<地域別状況>
地域別の実稼働者数は、いづれの地域でも対前年同期比で100%を超えた。中でも、北海道、北関東・甲信、北陸、 東海、近畿の5地域では110%を超えている。
また、第2四半期との比較では、南関東を除く全ての地域で実稼働者数が増加しているが、南関東では191,591人 から189,488人に2,103人の減少(▲1.1%)となっている。
<業務別状況>
業務別の実稼働者数は、対前年同期比で「情報処理システム開発」132.8%、「製造」115.9%、「営業」115.5% と110%を超えた。一方、「財務」「販売」「軽作業」は100%を下回っている。
また、第2四半期との比較では、「情報処理システム開発」「機器操作」「営業」「製造」で実稼働者数が増加 しているが、「財務」「貿易」「一般事務」「販売」「軽作業」では減少となっている。特に「貿易」では、8月の7,818人から9月の5,640人に2,178人の急減(▲27.9%)となっている。
<紹介予定派遣>
実稼動者数は、対前年同期比で91%となった。2015年第3四半期から9四半期連続で前年同時期を下回っている。また、第2四半期との比較では、5,550人から5,455人に95人の減少(▲1.7%)となっている。
成約件数の四半期合計は、対前年同期比で83.7%となった。2015年第4四半期から8四半期連続で前年同時期を下回っている。実件数では、2012年第4四半期以降で最も少ない結果となった。 また、第2四半期との比較では、2,712件から2,466件に246件の減少(▲9.1%)となっている。
<短期派遣(30日以内)>
実稼働者数は、対前年同期比132.3%となり、本調査開始以降初めて四半期の平均が100万人を超えた。
※実稼働者数は各月末の最終営業日をカウント (短期派遣のみ各月の延べ人数をカウント)
お問合せ先:一般社団法人 日本人材派遣協会 統計調査担当 Tel:03-6744-4130
◆本リリースについては、こちら(PDF)をご覧ください。
(一般社団法人日本人材派遣協会 http://www.jassa.jp/ / 11月20日発表・同協会プレスリリースより転載)