求人数と転職者数の乖離が広がる。職種、業種グローバル転職倍率TOP3共に求人数の増加により高倍率~『2017年6月 グローバル転職求人倍率』1.58倍(Daijob調べ):ダイジョブ・グローバルリクルーティング
ヒューマンホールディングス株式会社の事業子会社で、バイリンガルのための転職・求人情報サイトDaijob.comを展開するダイジョブ・グローバルリクルーティング株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:篠原 裕二)は、2017年6月末時点のグローバル転職求人倍率(※)をまとめました。
※グローバル転職求人倍率:2ヵ国語以上の言語において、ビジネスレベル以上のスキルを条件とする求人と、そのスキルを持つ転職希望者の需給バランスを算出したもの <転職求人倍率=求人数÷転職希望者数>
2017年6月のグローバル転職求人倍率は、前月比0.34ポイント増の1.58倍となり、2016年12月以来の高水準となりました。求人数が前月比140%、転職希望者数は前月比110%となるなど、人材不足感は引き続き非常に高くなっています。
◆職種別グローバル転職求人倍率
グローバル転職求人倍率を職種別に見ると、「電機(電気/電子/半導体)技術系」が最も高くなりました。求人数が前月比250%と増加した一方、転職希望者は前月比90%と減少したため、求人倍率は前月比4.55ポイント増の7.10倍まで上昇しました。「メディカル/医薬/バイオ/素材/食品技術系」は、前月比5.33ポイント減の6.17倍となりました。求人数が前月比80%と減少したものの、転職希望者が少ないため高倍率となり、5週連続のTOP3入りを果たしました。次いで、「マーケティング/PR」が前月比1.76ポイント増の4.71倍。転職希望者は前月比75%と減少しましたが、求人数が前月比120%と増加し、8ヵ月ぶりのTOP3入りとなりました。なお、TOP3には入りませんでしたが、業務アプリケーションSE、WEBアプリケーションSE、ソフトウエア設計、サーバ設計・構築の求人数が過去最高となったIT技術系職種は、2013年8月以来最高の求人倍率となりました。今後、「システム設計+言語スキル」を持つ人材の需要が増えることが予想されます。
◆業種別グローバル転職求人倍率
グローバル転職求人倍率を業種別に見ると、「農林水産・鉱業」が最も高く、5ヵ月連続のTOP3入りとなりました。求人数に対して、転職希望者が少ないことから、求人倍率は前月比0.62ポイント増の4.29倍となりました。次いで「製造業」も、求人数が前月比148%と大幅に増加したものの、転職希望者が前月比107%と微増にとどまったことから、求人倍率は前月比0.95ポイント増の3.41倍となっています。また「情報通信業」においても、ソフトウエアベンダーの求人数が過去最高を記録したのをはじめ、求人数は前月比137%と増加しましたが、転職希望者が横ばいとなり、求人倍率は前月比0.89ポイント増の3.24倍にとどまりました。
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(ダイジョブ・グローバルリクルーティング株式会社 http://corp.daijob.com//8月4日発表・同社プレスリリースより転載)