AI時代「仕事はまるごと消えない。テクノロジー代替は3割程度で、7割の仕事が"手元に残る"」~『AI/ロボットによる”業務代替”に対する意識調査』:NTTデータ経営研究所
株式会社NTTデータ経営研究所(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:川島 祐治、以下 当社)は、NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:塚本良江)が提供する「NTTコム リサーチ」登録モニターで、首都圏および都市部で働くオフィスワーカー約1,000名を対象に、AI/ロボットによる業務自動化に対する意識調査を行いました。
調査の結果見えてきたのは、AI時代に対するポジティブで”楽観的”な思考です。集計の結果、自分の仕事のうち、AIに代替される領域は3割程度と考える傾向にあることがわかりました。
また、来る”AI時代”に対してスキル獲得や活動領域の多様化など、具体的な準備をしている人はかなり少数派(9%)で、それらの中から新しい環境変化に適応し活躍しうる、”上位7.7%”の人物像が見えてきました。
【背景】
今、AI/ロボットに関する議論が盛んです。AI/ロボットに仕事を奪われてしまう、という「AI脅威論」も多く存在する一方で、AI/ロボットを有効に活用すれば我々の生活価値・労働効率性が高まる、という希望論も存在しています。2017年時点での、日本のオフィスワーカーの意識はどのようなものでしょう。来る”AI時代”。自らの職を奪われてしまうことに戦々恐々としているでしょうか?それとも新しいテクノロジーの活用余地に期待を持って、待ち望んでいるでしょうか?
当社は、都市部で働く約1,000名に対して、AI/ロボットによる業務自動化に対する意識調査を行いました。彼らの意識を可視化し、もはや”止められない潮流”と考えられるAI/ロボットによる環境変化に適応し、新たなルールの中で活躍できる人物像を明らかにするためです。
【調査結果 概要】
- 「仕事はまるごと消えない。テクノロジー代替は3割程度で、7割の仕事が"手元に残る"」、「将来的に自分の仕事を代替するのは、テクノロジーよりもむしろ"自分以外の人間"」と考える傾向
- 「コミュニケーションや創意工夫が必要な仕事は、引き続き人間が行うだろう」、一方で、「手順とルールが決められた業務は自動化されるだろう」と考える傾向
- テクノロジーによる業務代替。過半数が"ポジティブ"
- 「業務へのシステム、AI、ロボット等による人間の仕事の代替について、どのように感じますか」
→「非常に楽しみであり効果に期待している」「期待をもっている」などのポジティブな回答が59% - AI・ロボット化に対して具体的な準備を行っているのは9%
- さらにその中から、「環境変化に強い、上位7.7%の人物像」が判明。このグループは異動や転職等の環境変化にも適応する傾向、また、所属する職場での貢献実感が高く自己肯定感が強い
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◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社NTTデータ経営研究所 http://www.keieiken.co.jp/ /7月20日発表・同社プレスリリースより転載)