ポジティブ評価7割。働き方改革で注目されるテレワークの利点と課題~「テレワークの今:先進企業1200人のクチコミレポート」:ヴォーカーズ
就職・転職のための企業リサーチサイト「Vorkers」を運営する株式会社ヴォーカーズ(所在地:東京都渋谷区、代表取締役:増井 慎二郎)は、「テレワークの今:先進企業1200人のクチコミレポート」を発表しました。
「働き方改革」が叫ばれ、「一億総活躍」実現のために政府は様々な取り組みを始めています。その内の一つとして、総務省を中心に「テレワーク推進フォーラム」が設立されました。テレワークとは、情報通信技術を活用して、時間や場所にとらわれずに働ける柔軟な働き方のこと。少子高齢化による労働人口減少が避けられない今、テレワークの普及による業務効率とワークライフバランスの向上、ライフイベントによる離職抑制などが期待されています。
今回の調査レポートでは、Vorkersだからこそわかる、テレワーク導入企業の社員クチコミを抽出しました。現場の声から見える、テレワークの利点と運用の課題とは?
【サマリー】
●テレワーク関連クチコミの業種別割合を見ると、IT・通信・インターネットが43.5%と、多くを占めた
●テレワーク関連クチコミの内容別割合ではポジティブが7割以上
●利点は「時間を有効活用して生産性向上」「場所に縛られずストレス無く働ける」「子育て中、家族の介護中でも働き続けられる」
●課題は「利用しやすいインフラ、風土が必要」「オン/オフの切替があいまいになり休めない」「勤務時間や成果など、管理が難しい」
●導入企業はIT企業が多く見られた(例:日本オラクル、日本ヒューレット・パッカード、日本マイクロソフト、シスコシステムズ、日本IBM、ヤフー、武田薬品工業、パナソニック、日産自動車、P&G、など)
■ テレワークの社員クチコミは4割以上がIT系企業
今回の調査レポートでは、Vorkersの「ワーク・ライフ・バランス」項目へのレポート回答からテレワーク(モバイルワーク、リモートワーク、在宅勤務含む)に関連する社員クチコミ1,212件を抽出し分析を行いました。業種別に割合を見るとIT・通信・インターネット企業が43.5%となりました。テレワークを行うにあたっては情報通信技術が必要不可欠であり、それを提供する企業が自ら率先して取り入れていることが伺えます。
■ テレワークについての声は7割以上がポジティブ評価
テレワークに関する社員クチコミでは、7割以上に制度や活用に対してポジティブな内容が見られました。一方で運用についての課題を挙げる声もあり、テレワーク活用にあたってどのような利点と課題があるのか、導入企業の例と併せて以下にまとめました。
■ 導入企業例に見る、テレワーク活用法
IT系企業を中心に、様々な企業からテレワークに関するクチコミが集まっています。テレワークを導入している先進企業ではどのように活用しているのか、クチコミから一部を紹介します。
「在宅勤務制度が幅広い部門で導入され、無駄な通勤時間を省き、その分プライベートな時間に充てることができます。 この制度は、ほとんどの社員が使うことが出来るので良いと思います。(開発、日産自動車)」
「週に2度の在宅勤務制度もあり、子育て世代など、大変有意義に時間を利用していると思います。ITの環境的に、リスクなく、事務所以外から仕事ができるのは、大変良いです。(管理統括マネージャー、日本ヒューレット・パッカード)」
「家族の体調不良の際などには、自宅からミーティングに参加することもできるので、フレキシブルな働き方ができます。(SE、シスコシステムズ)」
「在宅勤務があり、制限日数は無い。海外との電話会議も自宅で自由に行う事が可能。自分の生活に合わせて勤務時間を構成することが可能。(研究開発、武田薬品工業)」
■データの収集方法
「Vorkers」の会社評価レポートへの回答を通じてデータを収集しています。
会社評価レポートの回答条件は下記の通りです。
・社員として1年以上在籍した企業の情報であること
・500文字以上の自由記述項目と、8つの評価項目に回答いただくこと
・月間残業時間(実数)、有休消化率(実数)についても収集
■対象データ(集計期間:2014年1月~2017年6月)
Vorkers「ワーク・ライフ・バランス」項目へのレポート回答より、テレワークに関連するクチコミ(1,212件)を対象データとしています。
◆ 本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社ヴォーカーズ http://vorkers.jp/ /7月20日発表・同社プレスリリースより転載)