メタ学習スキルの高い人材をいかに育成するか~『学生を自己調整学習者に育てる――アクティブラー二ングのその先へ』(L.B.ニルソン:著)北大路書房より発刊
株式会社 北大路書房は、L.B.ニルソン:著『学生を自己調整学習者に育てる――アクティブラー二ングのその先へ』を刊行しました。
深くて持続的な学びには,自己の信念・価値・結論・思考過程を内省的・探究的に観察する「自己調整」が必要となる。クリティカル・シンキングも,スキルの習得についても同様である。メタ学習スキルの高い人材をいかに育成するか。大学教員,高校教師,企業教育担当者たちを,アクティブラーニングを超えたその先に案内する。
■本書の概要
学生を自己調整学習者に育てる――アクティブラー二ングのその先へ
著者:L.B.ニルソン
監訳者:美馬のゆり,伊藤崇達
定価:本体2400円+税
ISBN:ISBN978-4-7628-2978-9
ページ数:224ページ
サイズ: A5判
出版社:北大路書房
■著者紹介
L.B.ニルソン(Linda B. Nilson)
リンダ・ニルソンは、クレムゾン大学教育効果改革オフィス(OTEI)の創立時の責任者であり、現在、第3版が出版されている『ベストな状態で教育を―大学教員のための研究に依拠したリソース―』(Jossey-Bass,2010)と『図解シラバスと成果マップ―あなたの授業科目をよりよく伝えるために―』(Jossey-Bass,2007)の著者である。また、『学びを向上する教室でのノートパソコンの活用』(Jossey-Bass,2005)、25巻から28巻にわたる『高等教育の改善―学部、教育、組織の開発のためのリソース―』(Anker,2007,2008; Jossey-Bass,2009,2010)、他にも高等教育の専門職・組織開発(POD)ネットワークの主要な出版物の共編者でもある。
さらに、ニルソン 博士は、多くの論文や書籍の章を執筆して出版してきており、国内外の大学で、学会のセッションや学部等の組織のワークショップで発表を行ってきている。コース・デザイン、教育の効果性、アセスメント、学術研究の生産性、アカデミック・キャリアの問題など、テーマは多数に及ぶ。最近の論文では、FDに関するキャリアの不安定性、学生の評価の妥当性に関する深刻な問題について実証的に取り組んでいる。
■目次
第1章 自己調整学習とは何か,学習をどう促すか
第2章 コースの開始時点から自己調整学習を促す
第3章 読む,見る,聞くことの自己調整
第4章 実際の講義における自己調整学習
第5章 メタ課題による自己調整学習
第6章 試験と小テストによる自己調整学習
第7章 タイミングの異なる自己調整学習の活動
第8章 自己調整的な行動を促す
第9章 自己調整学習を取り入れたコースの終わり方
第10章 成績評価を行うべきか? あるいは別の方法は?
第11章 自己調整学習をコースデザインに統合するように
第12章 統合されたコースのモデルと学生にもたらす効果
◆書籍の詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社北大路書房 http://www.kitaohji.com/ / 7月発表・同社プレスリリースより転載)