熱中症の死傷462件 28年確報値を発表 厚労省
職場での熱中症による死傷者が462人に――厚生労働省がまとめた平成28年の熱中症の発生状況(確報値)で分かったもので、このうち死亡者は12人だった。
熱中症による死傷者は、猛暑だった22年以降も毎年400~500人で高止まりしているのが実態である。
死亡者の状況をみると、「WBGT値(暑さ指数)の測定をしていなかった」「熱への計画的な順応期間を設定していなかった」など基本的な対処を怠っていたケースがめだつ。
今夏も気温が平年並み以上となる見通しとなっているため、厚労省では9月30日までを期間とする「STOP!熱中症クールワークキャンペーン」を実施中。
(労働新聞社 労働関連ニュース 2017.06.21 より転載)