自動車生産や人手不足対策を追い風に回復。省力化を意図した設備投資需要高まる~『TDB景気動向調査 2017年3月調査結果』:帝国データバンク
2017年4月5日、帝国データバンクでは「TDB景気動向調査」のプレスリリースを行いました。
<調査結果のポイント>
1. 景気DIは前月比0.8ポイント増の46.2となり、2ヵ月連続で改善した。求人数増加に加え「コト消費」需要を取り込んだ『サービス』が1年7ヵ月ぶりに50台を回復。国内景気は、生産や部品輸出といった自動車関連の好調や、省力化など人手不足対策の需要増加などを追い風に回復傾向が続いた。今後の景気は、好調な輸出や五輪に向けた建設投資の本格化を背景に、緩やかな回復が続く見込み。
2.『製造』『小売』『サービス』など 7業界が改善、『不動産』など 3業界が悪化した。『サービス』は事業者向け、個人向けともに好調となり、景況感は7ヵ月連続で上昇、1年7ヵ月ぶりに50台を回復した。また、自動車部品関連の生産・販売が引き続き上向き傾向で推移しており、景気全体を押し上げる要因となった。
3.『北関東』『北陸』『中国』など10地域中8地域が改善、『四国』『九州』の2地域が悪化した。観光・ビジネス旅行客の増加がプラス材料となったほか、全国的な自動車販売の好調が関連する部品等の生産地域の景況感を押し上げた。規模別では、「中小企業」が大きく改善し、規模間格差は3カ月連続で縮小した。
(調査対象 2万 3,929社、有効回答 1万 305社、回答率 43.1%、調査開始 2002年 5月)
<お問い合わせ先>
株式会社帝国データバンク 産業調査部 情報企画課
TEL: 03-5775-3163 E-mail: keiki@mail.tdb.co.jp
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社帝国データバンク http://www.tdb.co.jp/ /4月5日発表・同社発表より転載)