音楽家のための就労支援事業
パソナ「ミュージックメイト」開始
総合人材サービスを展開するパソナ(東京都千代田区、南部靖之・代表取締役グループ
代表兼社長)は、音楽活動を続けながら就労を希望する方や音楽での独立を考える方を対象に、音楽家のための就労支援事業「ミュージックメイト」を10月から開始します。ミュージックメイトでは、“就労支援”と“音楽活動支援”の2つを柱に、「音楽に携わりながら働ける雇用機会の創造」を目指します。
【 パソナ「ミュージックメイト」概要 】
■ 目的:
“就労支援”と“音楽活動支援”を柱に、音楽活動を続けながら働ける仕事案内のほか、音楽活動を継続するための支援や独自のコンサートによる活躍の場を提供し、“音楽に携わりながら働ける雇用機会の創造”を目指す
■ 事業開始:
2006年10月 ミュージックメイトスタッフ募集、派遣事業開始/11月 音楽活動サポートクラブ「ピーケストラクラブ」を開始
■ 対象者: 音楽活動を続けながら就労を希望する方、音楽での独立を考えている方
■ 内容:
(1)就労支援
ミュージックメイトスタッフとして派遣登録後、カウンセリングや研修のほか、音楽活動を継続しやすい仕事案内など、安心して働ける環境を提供
・ 人材派遣の仕事情報の案内
・ カウンセリング、研修講座の案内
・ 就労中のフォロー、キャリアアップ支援
(2)音楽活動支援「P−Chestra CLUB」(ピーケストラクラブ)
会員制の音楽活動サポートクラブ
・ プロ音楽家(音楽顧問:渡辺俊幸氏)によるレッスンや講座の開講
・ イベントの開催や演奏会の案内
・ 音楽家専用の活動サポートサービス(音楽スタジオ、調律サービス、機材レンタルなどを特別価格で提供)
■ 目標: 初年度 500名の登録
■ 問合せ: パソナ 雇用開発本部 ミュージックメイト担当(ピーケストラクラブ事務局)
TEL:03-6734-1070/ E-mail:music-mate@pasona.co.jp
【 「ミュージックメイト」開始背景 】
近年、経済環境の悪化により増加した“若年層フリーター”の問題が、社会問題として注目されるようになりました。しかし、そのフリーターの中には、学校卒業後も自分の夢、目標に向かって活動を続けているため、企業や組織へ就職せず、自らの意思でフリーターとして働く若者もいます。
特に、音楽大学や音楽科を卒業した若者は、幼い頃から音楽の英才教育を受け、高い技術と知識を持っているにも関わらず、学校卒業時に音楽家として独立できるのはごくわずかで、そうした専門知識を活かして就職できる就職先も限られているのが現状でした。そのため、卒業生は、卒業後も音楽活動を続けながらアルバイトをしているケースも多く、充分な就業訓練が受けられない状況にありました。また、一般企業へ就職すると、就労時間が不規則であるため、継続的に音楽の練習を続けることが困難になり、結果的に音楽活動をやめる方も少なくありません。
そこで、1976年の創業以来、様々な方の就労支援を行なってきたパソナグループでは、これまでのノウハウを活かして、“音楽活動”と“就労”の両立を支援する「ミュージックメイト」の事業を10月より開始いたします。
今回のミュージックメイトでは、音楽家が演奏会や練習時間を確保しやすい仕事の案内のほか、安心して音楽と仕事の両立ができるよう、様々なサポート体制を整備して音楽家の就労支援を行なってまいります。10月に募集説明会をパソナ東京本社で開催し、登録次第、人材派遣での仕事の案内を実施いたします。また、順次、都内拠点で募集説明会を開催し、来年以降は、大阪、名古屋でも募集を実施いたします。
また、ミュージックメイトでは、会員制音楽活動サポートクラブ「P‐Chestra CLUB」(ピーケストラクラブ)を組成し、プロの音楽家(音楽顧問:渡辺俊幸氏)による指導や、音楽スタジオを特別価格で使用できるなど、音楽家として将来の独立、スキルアップを目指している方に向けた会員制サービスも展開してまいります。
パソナでは、今回のパソナミュージックメイトの事業を通じて、将来は「P−Chestra CLUB」によるオーケストラを組成し、音楽家の活躍の場を広げるなど、若者が自分の“夢”に挑戦しながら、活き活きと働けるインフラ作りができればと思っております。
(パソナ http://www.pasona.co.jp/同社プレスリリースより抜粋・10月3日)