経営学第一人者が書き下ろしたビジネス現場で役立つ実践的な経済入門書~『経済を見る眼』(伊丹 敬之:著)東洋経済新報社より発刊
株式会社東洋経済新報社は、伊丹 敬之:著『経済を見る眼』を刊行しました。
本書では、難しい数式は一切出てきません。
「経済を見る眼」を養うための入門書です。
人間の行動やその動機、また多くの人間の間の相互作用を考えることを重視し、人間臭い「経済を見る眼」を提示しています。
著者・伊丹敬之氏は「経済学とは人間の学問である」と述べています。
加えて、「経営の営みは一種の経済現象である」とも述べています。
「原油安でなぜ景気が悪くなるのか」「なぜ機関投機家が企業に過剰な影響力を持つのか」「生産性が低い『おもてなし』サービス産業は発展するのか」など、ビジネスの現場で遭遇する疑問に答えつつ、実践的な経済の考え方や見方を解説しています。
経済を見る眼
著者:伊丹 敬之
発行: 東洋経済新報社
発売日: 2017年1月13日
定 価: 1,944円(税込)
サイズ:四六判 上製 312頁
ISBN: 9784492314944
■目次
第1部 素朴な疑問
第1章 毎日同じように働いているのに、なぜ景気は変動してしまうのか
第2章 なぜ株価や為替は日替わりで目まぐるしく変わるのか
第3章 なぜ日本は製造業では世界一になれても、金融では世界一になれないのか
第4章 会社の中で、経済学は何の役に立つのか
第2部 マクロ経済を考える
第5章 マクロ経済をどう描くか
第6章 日本のマクロ経済はどう動いてきたか、動いてこなかったか
第7章 なにが経済成長を可能にするのか
第8章 カネと負債という魔物が経済をゆるがす
第9章 「居心地のいい」日本経済
第3部 市場メカニズムを考える
第10章 市場経済のよさの本質
第11章 市場競争の二つの機能
第12章 市場メカニズムと経済的格差
第13章 投機という市場経済の「業」
第14章 市場の制度・慣行の落とし穴
第4部 日本の産業を考える
第15章 日本型市場経済と日本の産業発展
第16章 日本の産業構造とその変化
第17章 製造業の国際展開とピザ型グローバリゼーション
第18章 サービス産業の未来
第19章 少子・高齢化時代の日本の産業
第5部 経済を見る眼を養う
第20章 人間を見つめ、歴史の流れを考える
第21章 全体を眺め、連鎖反応と副次効果を考える
■著者紹介
伊丹 敬之(いたみ・ ひろゆき)
1945年愛知県豊橋市生まれ。一橋大学商学部卒業。カーネギーメロン大学経営大学院博士課程修了(Ph.D.)。一橋大学大学院商学研究科教授、東京理科大学大学院イノベーション研究科教授を歴任。一橋大学名誉教授。2005年11月紫綬褒章を受章。
主な著書に『経営戦略の論理〈第4版〉』『日本企業の多角化戦略』(共著、日経・経済図書文化賞受賞)、『日本型コーポレートガバナンス』『孫子に経営を読む』『現場が動き出す会計』(共著)、『人本主義企業』(以上、日本経済新聞出版社)、『場の論理とマネジメント』『経営を見る眼』(以上、東洋経済新報社)、『本田宗一郎』(ミネルヴァ書房)、『高度成長を引きずり出した男』(PHP研究所)がある。
◆書籍の詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社東洋経済新報社 http://corp.toyokeizai.net/ /1月発表・同社プレスリリースより転載)