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ニュース 掲載日:2017/01/16

デジタル変革でIT業界の人材需要が更に拡大~『ヘイズ・ジャパン 採用動向レポート』(1月~3月期):ヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパン

外資系人材紹介会社ヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパン株式会社(本社:港区、マネージング・ディレクター:マーク・ブラジ、以下ヘイズ)は、この度、2017年1月~3月期の採用動向レポートを発表いたしました。

 

2017年1月~3月期の採用動向レポートによると、採用ニーズが特に高まると予想されるのは下記の職種です。

 

Accountancy & Finance 経理&財務
・ジュニアレベルのFP&A(財務計画&分析)担当者: 1~3月期には、欠員補充のための大量の求人が見込まれます。
・バイリンガルの財務マネージャー&コントローラー:現在、多くの企業が後継者の育成計画の策定に取り組んでいるものの、一部企業では今後5~10年間で不可欠な要素となる国際感覚を持った人材の不足が明らかになっています。  

 

Banking & Financial Services 金融サービス
・コンプライアンス/内部監査プロフェッショナル:リスク管理関連の職種は引き続き高い需要があります。
・アセットマネジメント会社の機関投資家向けセールスおよびプロダクトスペシャリスト:機関投資家が従来型の投資をオルタナティブ投資に変えつつあり、欧米系のアセットマネジメント会社ではAUM(運用資産額)の拡大を図ることができるセールス担当者やプロダクトスペシャリストを積極的に採用しようとしています。  

 

Finance Technology ファイナンス・テクノロジー
・アプリケーションプロジェクトマネージャー:大規模なシステム統合やITプログラムの変革プロジェクトが進められており、アプリケーションプロジェクトマネージャーの需要が高まっています。
・ソフトウェア開発者:シニアレベルの開発者が大量に開発現場を離れており、欠員補充のための多数の求人が見込まれます。

 

Human Resources 人事
・タレントマネジメントエキスパート:現行の能力開発プログラムを強化し、短期間で社員の能力向上を図ろうとする企業が増加しています。
・C&B(給与・福利厚生)スペシャリスト:ジュニアレベルから中堅レベルまで幅広い候補者が求められています。  

 

Information Technology IT
・エンジニア:顧客にフォーカスし、Python、Java等のスキルを使いこなせるエンジニアが求められています。
・IoT スペシャリスト:ITメーカー各社は自社製品とモバイルデバイスとの接続機能をさらに高めようとしており、IoT関連のスキルを持つ候補者が正社員、派遣・契約の両方で多数求められています。 

 

Insurance 保険
・監査業務担当者:新たな法規制に対応するため、監査業務経験者の需要が高まると予想されます。
・プロジェクト管理プロフェッショナル:保険業界では多数のM&Aが進行しており、オペレーションの効率化のためにプロジェクト管理のプロフェッショナルの需要はさらに高まっています。  

 

Legal 法務
・社内弁護士:法務部門の強化を図るために、2017年1~3月期には国内法に詳しい弁護士の求人が多数見込まれます。
・コンプライアンス担当者:新たな各種法規制の遵守のため、ライフサイエンス業界を中心にコンプライアンス関連の職種でプロフェッショナルの需要が高まっています。  

 

Life Sciences ライフサイエンス
・ジュニアレベルの医師:製薬企業では処方を行う医師との関係構築を図っていくために、医師免許を持つジュニアクラスの人材を求めています。
・バイリンガルのプロジェクトマネージャー:日本のライフサイエンス市場は世界的に存在感を高めており、国内外のステークホルダーと渡り合って事業を進めていくことのできるバイリンガルのプロジェクトマネージャーの需要が生まれています。  

 

Manufacturing & Operations マニュファクチャリング
・アプリケーションエンジニア:自動車業界は新技術によって急速に進化しようとしており、自動運転車向けソフトウェアをスムーズに実装していけるエンジニアが求められています。
・システムエンジニア:自動運転車の生産工程において新機能のテストを行うシステムエンジニアが求められています。  

 

Office Professionals オフィスプロフェッショナル
・パーソナルアシスタント:引き続き、外資系企業で外国人幹部と日本人従業員との円滑なコミュニケーションを図ることができる高いスキルを持ったセクレタリーの需要が見込まれます。
・カスタマーサービス担当者:カスタマーサービス部門で海外勤務や留学など海外経験のある日本人候補者が求められています。  

 

Property 不動産
・小売業界向けリース業務担当者:国内での店舗拡張の動きが続いており、リース業務担当者の求人が見込まれます。
・プロジェクトマネジメント担当者:物流施設の新設等、大規模な開発プロジェクトでプロジェクトマネジメント担当者の新たな求人が見込まれます。  

 

Sales & Marketing セールス&マーケティング
・デジタルマーケティング・マネージャー:デジタル化の動きは加速する一方で、デジタルマーケティング・マネージャーに対しては引き続き強い需要があります。
・事業開発マネージャー:企業各社は2020年の東京オリンピックに関連したさまざまな商業活動から最大限の収益をあげるため、優れた事業開発マネージャーの採用を拡大させています。  

 

Supply Chain サプライチェーン
・物流マネージャー:物流部門では常に品質管理、納期厳守が至上命題となっています。
・間接購買スペシャリスト:経費の分析やベンダーソーシングに重点を置くため、多くの企業が間接購買担当部門を設けるようになっています。 

 

レポートでは、デジタル変革やデジタル技術を活用したアプリケーションの拡大によって、IT業界で多数の新たな人材需要が生まれていることを明らかにしています。デジタル変革は第3のプラットフォームに関連したテクノロジーを利用することでビジネスプロセスのあり方を変え、デザイン思考のアプローチを活用することで既存のビジネスプロセスを作り変えます。

 

ヘイズ・ジャパンのマネージング・ディレクター、マーク・ブラジは次のように述べています。
「デジタル化はもはや選択肢の一つではなく、このデジタル時代に成功を望むすべての日本企業にとって避けては通れない道となっています。世界的な動きを受けて国内の企業もデジタル変革に力を注ぐようになっており、世界各地でヘイズはIT人材の需要拡大を目の当たりにしています。デジタル変革を実現させていく上でITプロフェッショナルは重要な役割を担っており、21世紀型の顧客エクスペリエンスを提供できる企業となるために、システムの複雑さを克服してビジネスプロセスをシンプル化していくことが求められています。

一方、より優れたデジタル体験が求められるようになることで、デジタルマーケティング関連の職種で多数の求人が見込まれることも、1~3月期のトレンドとして挙げられます。オンライン市場での競争が激しくなり、多くの企業が国内向けにローカライズした手法を導入して、消費者トレンドに対応しようとしています。

各社とも個別化、ターゲット化したキャンペーン開発にこれまで以上に力を入れようとしており、CRMに精通し、データアナリティクスツールを使いこなせる候補者が求められます。こうした分野のスキルを持った候補者を巡って、企業間で激しい争奪戦が繰り広げられることが予想されます。企業側としては5~10年先のビジネスの方向性を見据えた長期戦略を策定するだけでなく、デジタル変革の時代に一旗あげたいと考える候補者の意欲に見合うようなキャリアプランをどのように提供していくかということも考える必要があるかも知れません。」

求職者および採用企業の動向、今後の課題までを網羅したヘイズの採用動向レポート全文はヘイズ・ジャパンのウェブサイトからご確認いただけます。

ヘイズは、専門性の高いプロフェッショナルを対象に人材紹介サービスを提供しているリクルートメントのグローバル・エキスパートです。 

 

◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。

(ヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパン株式会社 http://www.hays.co.jp/ /1月12日発表・同社プレスリリースより転載)

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