アチーブメント、内定者教育として
「est合同会社」を設立
社会人教育事業を展開するアチーブメント(東京都品川区、青木仁志・代表取締役)は、
内定者教育の一環として、内定者が独自で会社をつくるプロジェクトをスタートしました。
今年の5月会社法施行で誕生した合同会社(日本版LLC)という会社形態を活用し会社設立を行います。入社前教育として内定者が会社を作るという日本で初めての取り組みです。
【 内定者教育としての「会社設立」の背景 】
■ 合同会社の強みを活し、起業家意識を促す
2006年5月の会社法施行に伴い合同会社(日本版LLC)の設立が可能になり起業がスムーズに行えるようになりました。アチーブメント社では、現在、起業家への教育や支援を拡張しています。
そんな中、自社内でも起業家意識を育成し、社会に貢献できる人材を輩出いきたいと考え内定者教育に取り入れました。内定者時代から営業、管理業務、経営などの一連の流れを実践的に学ぶことにより、入社後の即戦力化を促します。
■ やりがいとベンチャーならではの事業創造を体感
昨今の就職活動状況は学生の『売り手市場』と言われ、内定の保有率も平均2社となり就職活動の早期終了が顕著になっています。しかし、2006年度の調査では学生の61.8%は、その会社に入ることに対して不安を感じているというデータ(毎日コミュニケーションズ調べ)があります。現在、入社前までの辞退率を下げることが企業の問題となっています。
弊社でも、辞退率を減らす取り組みを行い、「仕事のやりがい」と「社内の人間関係を育む」プロジェクトで入社承諾95%という数字をつくり上げてきました。今回は、起業というプロセスを活用し、ベンチャー企業ならではの事業創出と人材育成をおこないます。
【 新会社と教育概要 】
■ 会社名: 「est合同会社」 2006年8月10日設立
■ 事業領域: 親会社であるアチーブメントのサポート事業、イベント企画事業
■ 資本金: 60万円。アチーブメント社から55万円 残り5万円を内定者。内定者が出資をすることで全員が代表社員になるという合同会社(日本版LLC)特有の構造になっています。
このプロジェクトを通して、社会責任の概念、企業活動の基礎、支出投資の概念、管理業務、他社との協力関係の重要性を体験から学びます。さらに起業家としての精神を培うことを目的としています。合同会社として、定款を作成し8月10日登記が完了いたしました。
【 今後の展開 】
今後、中小・ベンチャー企業の採用および内定者教育サービスの一環としてプログラム化も視野にいれ、2008年度の新卒社員向けのサービスとして体系化していきます。また、内定者が入社するにあたっては、合同会社は、次年度の内定者に引き継ぐことも視野に入れ展開していきます。
(アチーブメント http://www.achievement.co.jp//同社プレスリリースより抜粋・9月15日)