中国、11月の求人案件数前年同月比15%増。小型車減税駆け込み需要で機械関連商社の営業求人増加~『中国における日系企業の求人動向レポート2016年11月分』:リクルートホールディングス
株式会社リクルートホールディングス(本社:東京都千代田区 代表取締役社長 兼 CEO:峰岸真澄)の100%子会社であり、中華人民共和国(以下、中国)で人材紹介事業を展開する現地法人 RGF HR Agent 中国(中国語法人名:上海艾杰飛人力資源有限公司 本社:中国上海 総経理:橘宏喜)は、このたび、同社が取り扱う中国大陸の求人情報に基づき、日系企業を中心とする11月の求人動向をまとめました。
※RGF HR Agent Groupは中国をはじめとした11の国と地域、27の都市に展開し、日系企業・現地企業・多国籍企業に対する人材紹介事業を展開しています。
中国大陸における日系企業の求人動向
RGF HR Agent 中国 総経理 橘宏喜のコメント
求人案件数は前年同月比15%増。小型車減税駆け込み需要で機械関連商社の営業求人増加
当社で取り扱う11月の求人案件数は前年同月比15%増の738件。全体としては、金融市場の不安定化を引き金に求人案件数が伸び悩んだ前年同月の反動影響が大きい。
業界別に見ると、求人案件の増加数が多かったのは、「商社/貿易」、「建築/不動産」など。
「商社/貿易」で求人案件数の増加を牽引したのは、機械関連商社。特に営業や営業技術の募集が増加。小型車減税の期限切れが迫り*、駆け込み需要が膨らんだ自動車業界をはじめ、個人消費の堅調さを反映して製造業の生産が好調に推移していることを背景に、製造業の設備や部材調達に商社が関わる機会が多くなっているものと見られる。「建築/不動産」は2015年の株価暴落の影響が長引いていたが、一昨年(2014年)同月並みに回復。
一方で、最近過熱気味だった不動産市場は沈静化しつつある。「建築/不動産」業界の求人が回復基調を保てるかは不透明だ。
*小型車減税は、12月中旬、減税幅を縮小して2017年末まで延長されることが決まった(当初終了予定は2016年12月末)。
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(株式会社リクルートホールディングス http://www.recruit.jp/ /12月28日発表・同社プレスリリースより転載)