優秀な外国人エンジニアの育成と採用へ
フルキャストテクノロジー、東京日本語学校と提携
総合人材アウトソーシングのフルキャスト(東京都渋谷区、平野岳史・社長)のグループ会社で、エンジニアアウトソーシング事業を展開するフルキャストテクノロジー(東京都渋谷区、貝塚志朗・社長)では、このたび、日本で長い歴史を持つ外国人向けの日本語学校で、高い教育水準を誇る財団法人言語文化研究所附属東京日本語学校(東京都渋谷区、通称ナガヌマ スクール)と2006年9月、業務提携いたしました。
業務提携の目的は、当社独自の技術者養成プログラムである「G.E.T.(Global Engineer Training)プログラム」の一環として、外国人研修生への日本語教育の強化と、東京日本語学校に通う外国人エンジニアを採用するためです。
同社では、慢性的なエンジニア不足への対応策として、世界各地で外国人を教育研修し、グローバルエンジニアとして国内製造業に派遣しています。現在ではアメリカ、中国、フィリピン、インドネシア、オーストラリア、ベトナムなど計7カ国、9カ所で、現地研修センターの設立や現地大学との提携により、近年ニーズの高まっているシステムLSI、組込ソフト、3 次元CAD の技術研修と日本語研修を実施しています。
今回の提携では、海外での技術研修を終了し来日した研修生の日本語力をさらに高めるため、東京日本語学校で6カ月間の日本語教育を行います。東京日本語学校にかかる費用は、当社が負担いたします。まずは、9月より、14の外国人研修生がこの研修に参加し、今後は年間100名程度の参加を見込んでいます。外国人エンジニアの日本語レベルを底上げすることにより、クオリティの高い即戦力となる人材の派遣が可能になります。
一方、東京日本語学校に通う外国人理工系大学出身者で、当社への入社を希望する人材には、奨学金を提供する奨学生の募集も開始いたします。初回の募集は10名で、同社のテストや面談などの審査を経て、2007年4月から1年間、東京日本語学校で日本語を学んだ後、2008年4月に同社に入社します。研修中は、フルキャストグループの強みを生かし、?潟tルキャストから、空いている時間を利用したアルバイトを紹介する予定です。
今回の提携先である東京日本語学校は、長い歴史と伝統を誇っています。1948年の創立より半世紀を経て、2万人の卒業生を輩出しており、卒業生の出身国は約50カ国におよんでいます。
(フルキャストテクノロジー http://www.fc-tec.co.jp/同社プレスリリースより抜粋・9月11日)