夏の賞与が「前年より増加した」は約3割。若手社員ほど増加した割合が高い結果に~『マイナビ転職 2016年夏の賞与に関する実態調査』:マイナビ
株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:中川信行)が運営する総合転職情報サイト『マイナビ転職』は、「マイナビ転職 2016年夏の賞与に関する実態調査」を発表しました。なお、本調査は25歳・30歳・35歳の転職意向のある正社員を対象にしており、賞与に関する実態調査は冬の調査も含めて今回で5回目となります。概要は以下の通りです。
【TOPICS】
調査対象者の夏の賞与額は前年より増加。最多層が「20万円台」から「30万円台」にシフト
夏の賞与額が「前年より増加した」は約3割。若手社員ほど増加した割合が高い結果に
賞与の使い道は「預貯金」が約6割。年齢が高くなるにつれ、消費から貯蓄・投資へ
<調査結果の概要>
■ 調査対象者の夏の賞与額は前年より増加。最多層が「20万円台」から「30万円台」にシフト
2016年夏の賞与額を聞いたところ、「30万円台」が19.6%で最多となった。前年夏の賞与額と比較すると、最多層が「20万円台」から「30万円台」へとシフトした。また、20万円未満が5.1pt減少した一方で、100万円以上が5.5pt増加したことから、調査対象者の夏の賞与額は前年より増 加傾向にあることがうかがえる。当社の調査(※)では、今春のベースアップ金額は前年より低調だったことから、今年は景気の先行きが不透明なため、利益を 基本給としてではなく賞与(一時金)で社員に還元するケースが増えたと推察できる。
※「マイナビ転職 2016年ベースアップの実態と転職意識調査」より
■ 夏の賞与額が「前年より増加した」は約3割。若手社員ほど増加した割合が高い結果に
2016年夏の賞与額を前年と比較すると、「前年と変わらない」が46.9%(前年比1.2pt減)と約半数を占め、「賞与額は増加した」は31.7% (前年比1.1pt増)、「賞与額は減少した」は18.1%(前年比3.7pt増)と、全体で増加傾向である。年齢別にみると、年齢が低いほど「賞与額は 増加した」とする割合が高く(25歳:38.8%、30歳:33.8%、35歳:22.5%)、若手社員ほど前年より増加した割合が高い結果となった。業 種別にみると、『金融・保険』『IT・通信・インターネット』『不動産・建設・設備』は、「賞与額は増加した」が約4割となり、他業種と比較して賞与額が 増加したことが分かった。
■ 賞与の使い道は「預貯金」が約6割。年齢が高くなるにつれ、消費から貯蓄・投資へ
今回の賞与の使い道について聞いたところ、「預貯金」が59.8%(前年比6.0pt増)で最多となった。年齢別にみると、『25歳』は「旅行・外食・娯 楽」が全体より10.6pt高い45.0%に、『30歳』は「預貯金」が全体より4.6pt高い64.4%、『35歳』は「投資・資産運用」が全体より 4.6pt高い18.1%となり、年齢が高くなるにつれ、個人的な消費活動から現実的な貯蓄・投資へと推移しているようだ。
「マイナビ転職 2016年夏の賞与に関する実態調査」概要
○調査地域/全国
○調査方法/インターネット調査
○調査期間/2016年7月15日(金)~7月22日(金)
○調査対象/25・30・35歳の転職意向のある男女で、2016年夏に賞与を給付された会社員(正社員)480人(回答内訳/25歳:160人、30歳:160人、35歳:160人)
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(株式会社マイナビ http://www.mynavi.jp/ /8月23日発表・同社プレスリリースより転載)