「仕事に対する自分の能力」への不安を感じる新入社員が8割弱。「パソコンなどの情報機器の操作」は、大卒(文系)が不安視~『平成28年度中堅・中小企業の新入社員の意識調査』:東京商工会議所
東京商工会議所は、「新入社員ビジネス基礎講座」(3月31日~4月12日開催)に参加した中堅・中小企業の新入社員929名を対象に行った意識調査結果を別紙の通りとりまとめた。(有効回答929名、100.0%)
調査結果概要は次のとおり。
【調査概要】
1.就職活動は順調だったか
⇒顕著な改善傾向がみられる。2010年度以降6年連続で改善
2.就職活動で苦労したことは何か(3つまで選択)
⇒就職・採用活動後ろ倒しの影響かスケジュール調整に苦労
3.入社した会社を選んだ理由(3つまで選択)
⇒「仕事の内容がおもしろそう」「自分の能力・個性が活かせる」「職場の雰囲気が良かった」が変わらず上位だが、過去5年間で仕事内容よりも、安定性を求める傾向
4.入社した会社をどのようにして知ったか
⇒「求人情報サイト」が「学校就職部」を上回り、一昨年と同様の傾向
5.就職活動~入社までに参加・経験したもの(入社企業で)
⇒説明会への参加率に対して、インターンシップ、座談会、OB・OG訪問など双方向型の就職活動への参加は少ない。また、懇談会・研修など内定後のフォローで、内定辞退防止を図る企業努力も見受けられる
6.就職活動の開始と内定の時期
⇒3月広報活動開始となり、全体として就職活動は後ろ倒し。影響は大卒に顕著、高卒には及ばず
7.今の会社でいつまで働きたいか
⇒「特に考えていない」が微増
8.仕事をしていく上での不安(3つまで選択)
⇒「仕事に対する自分の能力」への不安を感じる新入社員が引き続き8割弱。「パソコンなどの情報機器の操作」は、大卒(文系)が不安視
【本件担当・問い合わせ先】
東京商工会議所
人材・能力開発部研修センター
担当 小林、進藤
TEL 03-3283-7650
FAX 03-3201-0507
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(東京商工会議所 http://www.tokyo-cci.or.jp/ /6月3日発表・同商工会議所プレスリリースより転載)