テンプスタッフ・テクノロジー
3D CADソフト「NX」の育成型派遣プログラムを開始
総合人材サービスのテンプスタッフグループでIT系エンジニア専門の人材サービスを手掛けるテンプスタッフ・テクノロジー(東京都渋谷区、上園裕二・代表取締役社長 http://www.temptech.co.jp/ )では、製品ライフサイクル管理(PLM)ソフトウェアや関連サービスにおいて世界をリードするPLMプロバイダ、米UGS社の日本法人、UGS PLM ソリューションズ(東京都渋谷区、飯田晴祥・代表取締役社長、以下UGS)の協力の下で、2006年8月より、3D CADソフト「NX」の育成型派遣プログラム「3D CAD エンジニア(3Dエンジニア育成) NXコース」を東京・秋葉原にて開始いたします。
UGSのNXは、製品設計からエンジニアリング、製造までの開発プロセス全体をサポートし、売上高と利益率向上に寄与する3D CADソフトです。業界トップレベルの適用範囲を持つ統合アプリケーション群として高く評価され、多くの自動車メーカーやコンシューマ向け電子機器メーカーなどでの採用が増えています。しかし、製品の設計・開発分野を大きく担う3D CADエンジニアは市場で不足傾向にあり、特にNXを操作できるエンジニアは、今後、メーカーからの需要が高まることが想定されます。
このような需要を受け、3D CADエンジニアの人材獲得を目的として、「3D CAD エンジニア(3Dエンジニア育成) NXコース」スタートすることに至りました。具体的には、テンプスタッフ・テクノロジーが人材募集・採用を行い、UGS PLM ソリューションズ社が教育を担当し、CAD経験者、機械設計経験者を対象に、約1カ月間、モデラー(設計・図面作成者)としての基礎となる育成を実施します。UGSではすでに、製品ライフサイクル管理(PLM)ソリューションの設計・開発・導入のための各種のトレーニングを有し、その教育プログラムには定評があります。
今回の研修カリキュラムは、当プログラム用にUGSがカスタマイズし、NX概要、モデリングの基礎・応用に加え、サーフェスモデリング、NX拡張機能の習得や実践的なモデリングの練習などを行うことでモデラーの基礎となる知識を身に付けます。また、カリキュラムごとにテストを実施し、習熟度合い(スキルレベル)を保持します。加えて、研修対象者は弊社の社員として雇用され、研修期間中も社員として給与が支給されているため、安定した環境でトレーニングに取り組むことが可能です。
研修終了後は、自動車、家電、電子機器メーカーなどへ3Dエンジニアとして特定派遣(※1)が予定されており、研修で習得した知識・技術を活かして就業することが可能です。また今後の展開として、テンプスタッフ・テクノロジーとUGSは、モデラー以外の設計サポート支援者(サポート・インストラクター)育成など、NXの技術をベースに活躍できる人材の育成を検討しております。
テンプスタッフ・テクノロジーでは、2005年10月より「モノづくりソリューションチーム」を組織し、モノづくり業界へ向け、制御/エンジニアリング/品質評価/ソフトウェアプロセス改善コンサルテーションという4つの分野からなる総合的なサービスを提供してまいりました。7月に多くのエンジニアが集う秋葉原にオフィスを新設し、3D CAD エンジニア(3Dエンジニア育成)NXコースをはじめとしたエンジニアの育成型派遣プログラムの教育場所を集結させ、さらには3D CADをはじめとした実機を設置したラボルームも設置いたします。同ラボルームでは、エンジニアが自習できるスペースとして活用いただくことが可能です。加えて、組込みソフトや品質評価などを体験できるセミナー開催も予定しております。「モノづくりソリューションチーム」では、こうしたエンジニアのスキルアップ支援の強化により、モノづくり業界へのサービス拡充を図ってまいります。
(※1)特定派遣とは、テンプスタッフ・テクノロジーの社員として雇用した人材を企業へ派遣すること
(テンプスタッフ http://www.tempstaff.co.jp//同社プレスリリースより抜粋・7月12日)