17年卒の新卒採用活動序盤、想定よりもエントリー不足の企業が半数。今後の採用活動に危機感を持つ企業は9割~『企業における新卒採用活動の感触等に関する緊急調査』(2016/3調査):ディスコ
株式会社DISCO(本社:東京都文京区、代表取締役社 長:夏井丈俊)は、全国の主要企業を対象に、2017年卒者の採用方針について調査を実施しました。(調査時期:2016年3月25日~30日、回答社数:2017年3月卒業予定者の新卒採用を予定している企業504社)
<調査結果(抜粋)>
●2017年卒採用見込み
2016年卒採用よりも「増やす」32.9%、「減らす」2.0%で、増加傾向が鮮明。
「増やす」が多いのは、規模別では「1000人以上」(39.5%)、業界別では「IT、情報処理」(40.5%)。
●現時点での採用活動の感触
現時点での採用活動の感触は「苦戦」(41.4%)が、「順調」(21.4%)を大幅に上回る。
規模が小さいほど苦戦しており、「300人未満」で半数が「苦戦」。「金融」は過半数が「順調」(53.3%)。
●現時点での学生の反応(前年との比較)
前年よりエントリー数が「減った」(36.3%)は、「増えた」(29.5%)を6.8ポイント上回り、減少の傾向が表れている。
但し、「1000人以上」、「金融」では「増えた」が「減った」を上回る。
●母集団形成状況(想定との比較)
現状の母集団形成状況を想定と比較すると、「想定よりも少ない」が半数。「想定よりも多い」は1割台に留まる。
「想定よりも多い」は「300~999人」で最多(15.0%)、 「想定よりも少ない」は「300人未満」で最多(58.5%)
●選考(面接)開始時期
面接の開始時期は、4月(36.1%)が最多。6月以降の面接開始は合計2割未満(19.7%)に留まる。
いずれの規模でも4月が最多。但し、「1000人以上」では6月開始も多い(26.3%)。
●選考(面接)終了予定時期
面接終了予定時期は、6月(22.6%)が最多だが、10月以降に終了予定の企業も合計22.7%。
- 「300人未満」「300~999人」では6月終了が最多。「1000人以上」で7月終了予定が最多(23.7%)。
●追加母集団形成の予定
約半数(46.2%)が早くも追加母集団形成施策を検討中。「6月より前の施策」が19.8%、「6月以降」が26.4%。
「商社・流通」は過半数が追加施策検討(51.8%)。
●自社採用活動への危機感
現状を踏まえ、自社の採用活動に危機感を持つ企業が9割を超える(91.3%)。
「金融」では7割台だが(73.4%)、他はいずれも9割前後と高い。
●インターンシップ実施状況(2015年4月~2016年3月)
過半数(54.4%)が、2015年4月~2016年3月にインターンシップを実施。
規模が大きくなるにつれ実施率は上昇。「1000人以上」では7割超(74.3%)。
業界別では「金融」の実施率が最も高い(73.3%)。
<調査概要>
■調査対象: 全国の主要企業14,314社
■調査時期: 2016年3月25日~30日
■調査方法: インターネット調査法
■回答社数: 2017年度の新卒採用を予定している企業504社
<本リリースに関するお問合せ先>
株式会社ディスコ 広報担当
Tel:03-4316-5500 Email:pr@disc.co.jp
◆本調査の詳細は、こちら(PDF)をご覧ください。
(株式会社ディスコ http://www.disc.co.jp/ /4月8日発表・同社プレスリリースより転載)