リクルート「Tech総研」が研究レポート公開
30歳前半で110万円も格差?「学歴」とエンジニアの給与関係
リクルートのエンジニア向けのキャリア情報提供サイト「リクナビNEXT Tech総研」 ( http://rikunabi-next.yahoo.co.jp/tech/ )では、エンジニアの仕事・報酬・職場・生活・転職に関する研究レポートを毎週発信して います。
「うちは実力主義。学歴は関係ない」という人が多数を占めるなかで、「結局、学歴で判断されている」と悔しがる人もいます。学歴は昇進や昇給にどんな影響を与えているのでしょうか。今回Tech総研では、1000人のエンジニアに学歴と給料の関係や、こだわりについて聞いてみました。
「あなたの学歴は現在の勤務先での出世や評価、給与に影響を及ぼしていると思いますか?」という設問に対し、「そう思う」が28%、「そう思わない」が72%と、7割以上の人が学歴が及ぼす影響を否定しています。
最終学歴とのクロス集計では、「学歴の影響」を否定する人の率は、高校卒では51%、高専・短大・専門各種学校卒が68%であるのに対して、大卒(文系)が85%、大卒(理系)が74%、大学院(理系)が76%と、高学歴である人ほど学歴の影響を意識することが少ないという結果になりました。
ではここ数年の成果主義の浸透により、格差僅少の傾向は強まっているのかを専門家に聞いてみたところ、「厚労省の賃金センサスによれば、2004年の所定内給与額は大卒を100としたとき、高専・短大卒では75.7、高卒で75.4(いずれも全職種・男性)と明らかに格差があり、それが縮んでいるかどうかで見ると、たとえば30歳代前半層では90年に大卒100対高卒86.2だった格差が、2004年には100対83.2にまでなりました。成果主義導入の結果かどうか定かではありませんが、徐々に格差が拡大しています」ということでした。レポートでは年代・職種別の平均年収分布や、製造業とITという業種による、学歴意識の差など、詳しいデータを紹介しています。
■ 詳細は下記URLにてご覧ください。
http://rikunabi-next.yahoo.co.jp/tech/docs/ct_s03600.jsp?p=000850&f=release
(リクルート http://www.recruit.co.jp//同社プレスリリースより抜粋・7月6日)