帝国データバンク、『TDB景気動向調査 -2016年1月調査結果-』
国内景気は急落、大寒波が追い打ち~1年5カ月ぶりに10地域すべてが悪化~
帝国データバンクでは「TDB景気動向調査」のプレスリリースを行いました。
<調査結果のポイント>
1)1月の景気DIは前月比1.2ポイント減の43.5となり2カ月連続で悪化した。年初から日経平均株価が大幅に下落しているうえ、中国の景気減速や設備投資の伸び悩みも重なった。国内景気は、生産活動の停滞に天候不順も加わり、悪化している。今後は、生産や消費に下振れ懸念があり弱含みで推移するとみられるなか、アベノミクス第二弾を後押しする政策パッケージの投入が求められる。
2)業界別では『建設』『製造』『運輸・倉庫』『サービス』など9業界が悪化、『小売』の1業界が改善した。中国の景気減速が輸出や設備投資を停滞させ機械製造などの景況感を悪化させる要因となったほか、軽自動車の販売不振は関連する部品生産の減少をもたらしている。
3)地域別では、すべての地域が悪化した。公共工事の全国的な減少傾向に加え、1月前半までの少雪やその後の大寒波などの異常気象も響き景況感は大きく悪化した。輸出悪化に天候不順が重なった2014年8月以来、1年5カ月ぶりに全10地域が悪化、うち6地域は2カ月連続で悪化した。
(調査対象 2万 3,228社、有効回答 1万 519社、回答率 45.3%、調査開始 2002年 5月)
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(株式会社帝国データバンク http://www.tdb.co.jp/ /2月3日発表・同社発表より転載)